...彼女はそのレストランの常連客で、スタッフともすっかり顔馴染みだ...
...顔馴染(かおなじみ)の内弟子に向って...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...帳場には自分も顔馴染(かおなじ)みの...
芥川龍之介 「毛利先生」
...「政! 妙なところで逢うなア」二人は予(かね)て顔馴染(かおなじみ)の警視庁強力犯係(ごうりきはんがかり)の刑事で...
海野十三 「疑問の金塊」
...支那人のなかから予(かね)て顔馴染の男がづかづか近寄つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...二三日前(ぜん)ある料理店で顔馴染になつた鶴見祐輔氏だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...勇助と顔馴染(かほなじみ)だから...
相馬泰三 「野の哄笑」
...顔馴染の酒屋へ寄つて...
種田山頭火 「其中日記」
...皆僕等の顔馴染ぢやないか...
田山録弥 「くづれた土手」
...女中も顔馴染みだった...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...毎夜(まいよ)の顔馴染(かほなじみ)に...
永井壮吉 「吾妻橋」
...顔馴染(なじみ)のものがいると先方の迷惑をも顧ず...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...相当沢田に対する予備認識も出来たし芸風も眼のあたり特色も看(み)て取っているしその実力に相応して顔馴染の少ない立場にいることに同情も持って居りまたこれを拉(らっ)し来って東京劇壇の眼を醒さしてやろうというような多少の野心もあったものだから...
中里介山 「生前身後の事」
...大概顔馴染みだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...段々顔馴染になると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ五分や十分はかかりましょう」顔馴染(かおなじみ)の江藤老人は...
野村胡堂 「流行作家の死」
...顔馴染(かおなじみ)の台助に逢うと...
長谷川時雨 「市川九女八」
...顔馴染(かおなじみ)を利用するのが...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...入口に突立っている巡査は古い顔馴染(なじみ)であったが...
夢野久作 「暗黒公使」
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