...私たちは彼の行った大業を称讃するべきだ...
...遂に復古(ふくこ)の大業(げふ)を成せり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...維新の大業を完成(かんせい)せしむるに余力を剰(あま)さざりし所以(ゆえん)にあらずや云々(うんぬん)」とは評論全篇の骨子(こっし)にして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...大業(おおぎょう)に申せば...
上村松園 「無表情の表情」
...尊攘堂の事は中々大業にて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...各々維新の大業を以て自己の独力に依りて成したるものゝ如くに思惟したりしやも知る可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然れども大隈伯は、個人の伎倆に重きを置かざるがゆゑに、維新の大業も、法制の改良制定も、議会の開設も、大陸戦争も、其他既往三十余年間に於ける日本の発達進歩は、総べて国民的運動の結果なりと思惟せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...難事業とされてゐる自動車工業の克服を想へば寔に是男子一生の大業であり...
豊田喜一郎 「準備は出來たトヨタは邁進します」
...天下の為五貫目玉五十丁撃の大業成就の為...
野村胡堂 「江戸の火術」
...それは来国俊(らいくにとし)と称する二尺八寸の大業物...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いとも鹿爪らしく唸出すと大業な見得を切つて斜めの虚空を睨め尽したが...
牧野信一 「鬼涙村」
...」「例へば何んな風に?」「何んな風と云つても困るけれど……」と百合子は愛嬌に富んだ首を大業に傾けて何か思ひ付いたことを云つて見ようとする思案の眼を挙げたりした...
牧野信一 「南風譜」
...さも/\自分が迂闊であつたといふことを大業にして...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...自分の「うかつ」さをもう取り返しのつかない事でもした様に大業に思った...
宮本百合子 「秋風」
...成し得なかった“大蔵経開版(かいはん)”の大業を...
吉川英治 「大岡越前」
...漢朝一統の大業を果さんものとかたく期していたが...
吉川英治 「三国志」
...たとえば、近来の文談会なども、六波羅など眼中にもない振舞だったし、そこでの口吻は、みな天皇の御意志かの如く受けとられ、倒幕の大業も、宣旨(せんじ)一枚の料紙で足るような驕(おご)りに酔っていた風であった...
吉川英治 「私本太平記」
...生涯の大業としている胸中の理想はまだ半ばも遂げていないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...「大日本史(だいにほんし)」編修の大業を――国業として思いたった時...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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