...測り知れないほどなことは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今後どのような優れた写真家が出てこの御像の真を撮影し得るようになるかは測り知れないが...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...雪子が殆ど測り知れない災難を蒙(こう)むることも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」黒雲はその厚みが測り知れないほど重畳していた...
豊島与志雄 「波多野邸」
...どれほど患者の安静になるか測り知れない...
永井隆 「長崎の鐘」
...孝次郎は測り知れないほどの空虚さが...
林芙美子 「雨」
...測り知れないことがらのようになっていた...
原民喜 「夢と人生」
...その言葉によって測り知れない損害をこうむったように興奮しながら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ほとんど測り知れない長さの論拠の系列を通る以外にない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...測り知れないくらいの金持だったのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...広大深玄であって測り知れない神の業(わざ)にはとうていかなわない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...測り知れない男の心ひとつに追いすがっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...測り知れない海の恐怖と...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...……そのシンカンとした一刹那が暗示する、測り知れない、ある不吉な予感……この工場が破裂してしまいそうな……...
夢野久作 「怪夢」
...測り知れない豹変(ひょうへん)や...
吉川英治 「黒田如水」
...張松の奇才は実に測り知れない...
吉川英治 「三国志」
...後々いかなる禍いになるか測り知れない...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる音に聞えた猛将勇将は測り知れないほどあるし...
吉川英治 「新書太閤記」
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