...盃は大ぶりで、縁もたっぷり厚かった...
梅崎春生 「幻化」
...驚いたのは向うの食用植物の大ぶりなことですな...
梅崎春生 「凡人凡語」
...同じ様ですが湿度の激しい増大ぶりと...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...口が馬鹿に大ぶりな...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...大ぶりな木蓮の花が近くにあつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...子供の靴は少し大ぶりのにせないかん云うこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...普通の猪口(ちょく)よりやや大ぶりな杯に一杯傾けたのが利(き)いて来て...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...汁を盛(も)る椀も惣菜の皿小鉢も大ぶりのが一個(ひとつ)しか載せられてゐないのを見て...
永井壮吉 「人妻」
...へんに尊大ぶり、芸術家ぶつた演奏者...
萩原朔太郎 「ラヂオ漫談」
...「大ぶりな鳶凧と闘わせるためには...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...中でも大ぶりにかがみ込み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...大ぶりを前にして子供等にぶりを釣つた苦心を話してしまつた...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...皇帝コンスタンティウスの尊大ぶりを忘れまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本が大ぶりで表紙がくすんで居れば儒者などの著作で...
柳田國男 「書物を愛する道」
...ごく簡単な大ぶりな巣箱を引掛けた...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...たずさえて来た大ぶりな竹籠の献上物を...
吉川英治 「私本太平記」
...大ぶりな文庫(ぶんこ)をそばへ取りよせさせ...
吉川英治 「私本太平記」
...大ぶりになって来ると...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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