...大きな幸福が訪れて来たことを知って...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...さらに大きな幸福の前触れのごとくも見えるのだった...
芥川龍之介 「路上」
...それよりももっと大きな幸福が...
海野十三 「恐竜島」
...かけがえのない大きな幸福を...
海野十三 「俘囚」
...彼がもう夢想してもいない大きな幸福を与えてやって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なんという大きな幸福だろう! お父さんは今こうして床に就いたきりだが...
永井隆 「この子を残して」
...私に大きな幸福を与えたのでしょう...
夏目漱石 「こころ」
...まつ白な 大きな幸福の寢床がある...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...家族の者たちに大きな幸福について知らせてやることがあるのだが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...人が大きな幸福に身をゆだねるごとく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...考えればだれの幸福よりも大きな幸福のあった自分であるとも思召した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうした同情を持つことは自身のためにも妻のためにも将来大きな幸福を得る過程になるのだ」こんなことも言って閑暇(ひま)のある時にはよく宰相中将を教える源氏であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...子だくさんであることを大きな幸福と考えているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少なくとも気に入った人間だけには大きな幸福を授けようとしていた点である...
柳田国男 「山の人生」
...「あなたの大きな幸福は...
吉川英治 「江戸三国志」
...それを大きな幸福に思った...
吉川英治 「新書太閤記」
...大きな幸福の光燈(あかし)をかかげようとする青年のような意気が...
吉川英治 「親鸞」
...何かしら大きな幸福感につつまれて...
吉川英治 「親鸞」
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