...何(なん)でも文句(もんく)は半切(はんせつ)に書いたのが内にしまつてあつて...
芥川龍之介 「京都日記」
...なぜこの侮辱的な文句に憤りを発しなかったのか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...植木屋の掘りかけてある梅一樹昭和六年四月十七日 家庭俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...おれの句だったかな?」あっさりしている...
太宰治 「パンドラの匣」
...散々悪口を申した揚句お手討ちに遇ったと申します」「又或る時...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...やつぱり、句と酒だ、そのほかには、私には、何物もない...
種田山頭火 「其中日記」
...少なくも連句の共同作家の相異なるあまたの個性の融合統一ということが連句芸術の最重要な要素であるということがいくらか明瞭(めいりょう)にされたであろうと思う...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...ここに唯(ただ)独(ひと)り俳句の然らざるものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この句は独(ひと)り人物の大小の差を示すのみにあらで...
新渡戸稲造 「自警録」
...男が指で示したのは「なんとかの気もしらずに女房またはらみ」という一句である...
野村胡堂 「胡堂百話」
...荷主から大文句がやって来ます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...冬近し時雨(しぐれ)の雲も此所(ここ)よりぞ洛東(らくとう)に芭蕉庵を訪ねた時の句である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...ちっとも意味のなさすぎる文句が!まず蒲団を畳んで子供のようにしっかとかかえる...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...その揚句にこんなことになつたのだといふ噂が一番眞實(まこと)しやかに傳へられた...
正宗白鳥 「避病院」
...歌の文句通りだそうだ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...俳句には色気がないことに原因するのだ...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...連歌の卷々には左大臣として徳川家慶(いへよし)の句が入つてゐる...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...たとえば金玉の辞句をもって...
吉川英治 「三国志」
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