...第四句第五句なども「あまた立ちたり見るにさびしも」と明晰に云って終えば口調は強くなるけれども...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...僕も今それを変に思っていたところだ」「酔っぱらった揚句(あげく)に...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...ダンテの名句に「見て過ぎよ」といふのがあるが...
薄田泣菫 「茶話」
...世間の一部の人は虚子の俳句に飽いているのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...本格的俳句が出来るかも知れない...
種田山頭火 「其中日記」
...専念に句作し推敲する...
種田山頭火 「其中日記」
...例えば意識という名称は様々な変容を経た揚句遂には...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...其(その)一言一句を真(まこと)の影の如く読みながら...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...大変御老(おふ)けなすった事」という一句であった...
夏目漱石 「門」
...「幸福なる夫婦は極めて稀なり」と云う文句がございました...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...」「あの楯に誌してある文句は...
牧野信一 「歌へる日まで」
...今日の人々の作り出す新句新歌の上にもやはり旧慣に捉われ頻々としてこの墨守せられた誤りの字面が使われていて...
牧野富太郎 「植物記」
...擬人法の句ならばとにかくに一誦(いっしょう)の価あるが如く思へり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...俳句などの額と同様の意味のものであろうが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...又多く尊兄に依って馳駆される詩句のごときもまったく尊兄の創造になるものである...
室生犀星 「聖ぷりずみすとに与う」
...配以第三女」の句があるのみである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...武蔵野の暗(やみ)を夜ッぴて疾駆した揚句...
吉川英治 「江戸三国志」
...美言秀句に心を捕えられることなく直接端的に自己の精神を表現すべきことを奨(すす)めた言葉である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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