...さんざん毒舌を加えた揚句(あげく)...
芥川龍之介 「捨児」
...蕪村の句に「時雨るゝや用意かしこき傘二本」という句がありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...「狭い俳句の門」という感じを起さしめるのは人を成道(じょうどう)せしめる所以(ゆえん)ではない...
高浜虚子 「俳句への道」
...読書と散歩と句と酒と...
種田山頭火 「行乞記」
...やうやく第三句集の後記を書きあげた...
種田山頭火 「其中日記」
...句を二つ三つ拾つた...
種田山頭火 「其中日記」
...五修善寺(しゅぜんじ)にいる間は仰向(あおむけ)に寝たままよく俳句を作っては...
夏目漱石 「思い出す事など」
...その代りに金を儲(もう)ける」何か云うだろうと思って道也先生は二十秒ほど絶句して待っている...
夏目漱石 「野分」
...この二句だけを独立させて評して見ると...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...主人は書にも俳句にも多くの興味を有(も)っていた...
夏目漱石 「門」
...暫らく絶句して固唾(かたづ)を呑みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此芳野山の歌の如く全體が客觀的即ち景色なるに其中に主觀的理窟の句がまじりては殺風景いはん方無く候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...雪之丞、じっとみつめて、立木の蔭でつぶやいたが、――あれ、また、まつわる捕手――いっそ、一思いに、匕首で、斬っぱらってしまったら、よさそうなものなのに――雪之丞が、間遠(まどお)に見て、歯を噛んでいるうちに、又もや、斬り抜けた闇太郎、結句(けっく)、またも、多勢にかこまれて、身じろぎに、不自由を覚えて来た容子(ようす)――――相手は多い! 早う、親分お逃れになって――が、見る見る、ひしひしと取り巻いて来る同心、捕方――――なぜ、いつまでも、抜かないのだろう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...蘭軒の「君家清尚襲箕裘」の句に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...出来上った文句を交換して...
夢野久作 「霊感!」
...三を合図に引金を引く事――以上――以上は大同小異の文句でしたが...
夢野久作 「霊感!」
...強ひられたが爲にまづい句の一つもできて...
吉川英治 「折々の記」
...今日の上巳(じょうし)ノ祝節(節句)には...
吉川英治 「新・水滸伝」
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