...一気にさっと註文通りの文句を書き上げてしまった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...船に乗れば陸(くが)情あり暮の秋能すみし面の衰へ暮の秋大正七年秋天の下(もと)に野菊の花弁欠く大正七年十月二十一日 神戸毎日俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...という結末の一句の若さに驚きました...
太宰治 「風の便り」
...姉妹芸術としての俳諧連句(はいかいれんく)については昭和六年三月以後雑誌「渋柿(しぶがき)」に連載した拙著論文【「連句雑俎(れんくざっそ)」】を参照されたい...
寺田寅彦 「映画芸術」
...」「いくらやっても俳句のできない性質の人があるし...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...それと同じようにわれわれはまた俳句というものの中に流れている俳句的精神といったようなものの源泉を...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...その読者の頭の中に起こって来る心理的過程が少なくも部分的には付け句作者の創作当初の心理を反映しなければならない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...彼等の殆んどすべては謠が上手であるので要りもせぬ毒消しを買うて米山甚句を唄はしたと自慢するものがある位である...
長塚節 「彌彦山」
...ついに一句も作らなかったが――...
野村胡堂 「胡堂百話」
...誰も文句を言ふ人は無い」「えツ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この句のイメージが表象している出所は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...三の不適当な語句や用字法を改めたのみである...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...都(すべ)て是れ坊主の読むお経の文句を聞くが如く...
福沢諭吉 「新女大学」
...お前は半句の言葉もなかったじゃないか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...不必要なる処に「てには」を用ゐて一句を為す故に句調たるみて聞くべからず...
正岡子規 「俳諧大要」
...全体を通じて言へば句法において蕪村の「酒を煮る」「絵団扇」の如きしまりなく...
正岡子規 「俳人蕪村」
...――大要、以上のような罪状をかぞえあげたものであるが、辞句痛烈、こんな生やさしい程度ではないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...序歎異鈔(たんいしょう)旅にもち来て虫の声――わたくしの旧(ふる)い拙(まず)い句である...
吉川英治 「親鸞」
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