...昭和七年の第六版にいたるまでは表の数が十六表でしたが...
石原忍 「色盲検査表の話」
...事に慣れたる老兵も...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...「この手紙は私の確然たる義務の念から書かれるものでありまして...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「堂々たる男子が...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...敵と身方のすぐれたる將は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...徳川の隆運を極めたる家斉(いえなり)の孫家定...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この時敵陣の中央に控えたる定遠艦首の砲台に白煙むらむらと渦まき起こり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...而かも其樂の攸々たるもの今處豈臨せし所...
長塚節 「草津行」
...これを「能」と共に「の」にあたるものとし...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...更けたる枕(まくら)に鐘の音(ね)きこえて...
樋口一葉 「あきあはせ」
...一年と定(さだ)めたる奉公人(ほうこうにん)の給金(きうきん)は十二箇月の間(あひだ)にも十兩...
福澤諭吉 「改暦辨」
...わらはしてとりにやりけるにもたせやりたる山吹のみの一つだに無き宿はかさも二つはもたぬなりけりその貧乏さ加減...
正岡子規 「曙覧の歌」
...日本人と外國人との合の子を日本人とや申さん外國人とや申さんとしやれたると同じ事にてしやれにもならぬつまらぬ歌に候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...これらの原因は合してまもなくその自然的不変的結果たる人口増加をもたらす...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...呆然たるおしま、団九郎...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...蜜(みつ)をたっぷり掛けたプディングのように甘ったるいひびきをもっているが...
山本周五郎 「季節のない街」
...絶えず父の死の記憶の蘇って来る久木会社へひたることは...
横光利一 「旅愁」
...心中悶々たるものがあった...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??