...「天雲(あまぐも)の上をかけるも谷水をわたるも鶴(つる)のつとめなりけり」――こう自(みずか)ら歌ったほど...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...仙台に於いて土井晩翠解説――本書を繙(ひもと)かるる人達の為に――淺野和三郎本篇(ほんぺん)を集成(しゅうせい)したるものは私(わたくし)でありますが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...寂寞たる初冬の淋しさ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...眇たる丸善の損害は何程でもなかろうが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...このゆゑに此束(たば)ねたる稿(わら)は帯(おび)にはさみてはなたず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...蕭条(しょうじょう)たる冬木立を眺めて溜息(ためいき)をつき...
太宰治 「新釈諸国噺」
...彼に命じてまづ先きに猛き常勝のキマイラを神の系たるキマイラを敵とし行いて破らしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...一般の場合――それは制限を脱却して拡張されたる論証である――に対して...
戸坂潤 「科学方法論」
...侯が国家元老の一人として政友会に総裁たるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...小川夫人の従弟にあたる一家が...
豊島与志雄 「未亡人」
...前方に大(だい)なる雨傘さして歩める人物をして対岸の遠景と対峙(たいじ)せしめたる処(ところ)奇抜なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...人跡断えたる山中の一ツ家に隠れ...
永井荷風 「桑中喜語」
...長身偉躯にして白髪白髯慈眼人を射るブース大将の飾らざる雄弁を引き受けて短躯小身なる山室軍平氏が息をもつかせずに火花を散らした通訳振りは言語に絶したる美事さであったと覚えている...
中里介山 「生前身後の事」
...ブドリはイーハトーヴのまん中にあたるイーハトーヴ火山の頂上の小屋におりました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...だが「モリス商会」は行われたるギルドである...
柳宗悦 「工藝の道」
...外の霏々(ひひ)たる雪に向けていた...
吉川英治 「三国志」
...陳倉道の北は街亭にあたる...
吉川英治 「三国志」
...大坂城での錚々(そうそう)たる一方の将...
吉川英治 「宮本武蔵」
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