...「ずね」に変ずるは理解すべからず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...且て人間堕落の原因と云はれた恋愛が人間の幸福の一手段と変ずる時は厭世...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...人の心変ずるも道の変ずるにあらず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その名称および学科の制を変ずるにあらず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...暫く或物に身を変ずるを説く点に於ては...
高木敏雄 「比較神話学」
...しかもそが天稟(てんぴん)の傾向たる写生の精神に至つては終始変ずる事なく...
永井荷風 「江戸芸術論」
...印甸人の一度(ひとたび)酔えば忽(たちま)ち狂暴なる野獣と変ずるがためである...
永井荷風 「妾宅」
...憎悪となり怨恨(えんこん)と変ずることは目に見えるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...金色(こんじき)に変ずる山の形だの...
中里介山 「大菩薩峠」
...難を逃(のが)れんがために節を変ずるような...
中島敦 「弟子」
...忽然(こつぜん)苦痛に変ずるものであると云う陳腐な事実にさえ気が付かずにいた...
夏目漱石 「それから」
...ア行ヤ行ワ行音の前では促音となり次の音はタ行音に変ずる...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...学校の官立なりしものを私立に変ずるときは...
福沢諭吉 「学問の独立」
...元来保守的で旧慣を変ずることの大嫌いな英国の事とて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それを最も繁栄せる新植民地の状態に変ずる力をもつとしても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしまた名誉心は極めて容易に虚栄心に変ずるものである...
三木清 「人生論ノート」
...それが虚栄心に変ずることなく真に名誉心にとどまっている限り...
三木清 「人生論ノート」
...なにが善だ! 昨日まではあんなに重んぜられたのに明日はもう捨てて顧みられなくなるなんて!(c)川一筋を隔てればたちまちに罪悪に変ずるなんて!なにが真理だ! 山のこちら側だけで真理...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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