...「坊様」って、あの寺の住職でしょうか?...
...田舎では坊様の話題が多いですね...
...お坊様に参拝してきました...
...土地のお坊様と仲良くなるのは大切です...
...坊様にお経を読んでいただけますか?...
...美しい着物の坊様(ぼうさま)が見えたとか...
有島武郎 「燕と王子」
...新坊様(さん)が!』と魂消(たまぎ)つた叫声(さけび)が女児(こども)らと智恵子の口から迸(ほとば)しつた...
石川啄木 「鳥影」
...坊様も嬢様も無類の犬煩悩で入らつしやるから...
内田魯庵 「犬物語」
...誰が彫ったのですか」坊様の興味ありげな言葉に...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...こうして師匠自身も尊敬している坊様より...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「じゃあ、お坊様がた、わしもミウーソフさんの後を追って行きますよ! もう二度とここへは来ませんぜ、膝をついて頼まれたって来るこっちゃありません...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あの天一坊様の」「所で...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...お坊様におなりあすばいたらよかつたになー」と思つたといふ...
中勘助 「銀の匙」
...坊様に頼みましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...播磨にはずいぶん坊様に似合った山なんかが多いのですがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...非常に荒れていて恐ろしい気のする所であると僧都はあたりをながめて、「坊様たち、お経を読め」などと言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もう江戸の坊様を大事にしなくなった...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...里芋の選分(えりわけ)は江戸の坊様に限ると抜かしやぁがる...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...今日も勘左衛門は自分を見るといつもの伝で,「お坊様今お帰りですか?」とにっこりしたが...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...はいてしまうと、丁寧に尻を端折ッて、さてそこでやッと自分に向ッて、「坊様、どッちらの方でさアはぐれさしッただアの?」自分は方角を指し示した...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...「ヤレ坊様(ぼんさま)……あぶない……」と抱き止めにかかる厩仲間(ちゅうげん)を...
夢野久作 「名君忠之」
...其奴(そいつ)が何でも坊様の風(ふう)をして逃げたって事だで...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...八「――鹿ヶ谷の坊様たちが斬られなさる」群衆は...
吉川英治 「親鸞」
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