...「坊様」って、あの寺の住職でしょうか?...
...田舎では坊様の話題が多いですね...
...お坊様に参拝してきました...
...土地のお坊様と仲良くなるのは大切です...
...坊様にお経を読んでいただけますか?...
...美しい着物の坊様(ぼうさま)が見えたとか...
有島武郎 「燕と王子」
...その方(かた)は上野東叡山(とうえいざん)派の坊様で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...すると、坊様は、折角、幸吉が丹念に拵えたものを只(ただ)で貰うは気の毒、これを彼児(あれ)へお小遣いにやって下さいと一分銀(いちぶぎん)を包んで師匠へ渡しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...急にお迎えにあがりました」「なに四十位のお坊さん」「黒い破れた法衣(ころも)を着たお坊様(ぼうさん)でございます」三左衛門はもう何も云わなかった...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...もしあらゆる国民が唯一の神を拝するものならば、なぜ君たち回教徒はキリスト教徒を永遠の敵と見ているのかね?」「なにを怒ります?」とケルバライは両手を腹に当てて言った、「あんたは坊様、私は回教徒、あんたは食べたいとおっしゃる、私は差し上げる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...「じゃあ、お坊様がた、わしもミウーソフさんの後を追って行きますよ! もう二度とここへは来ませんぜ、膝をついて頼まれたって来るこっちゃありません...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あの天一坊様の」「所で...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...お坊様のお供をして...
直木三十五 「南国太平記」
...お坊様におなりあすばいたらよかつたになー」と思つたといふ...
中勘助 「銀の匙」
...先達様――東海坊様は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「灰色の坊様出てきやれ...
南方熊楠 「十二支考」
...ようやく夕べ宿(とま)った坊様と知れてやや安堵すれば...
南方熊楠 「十二支考」
...播磨にはずいぶん坊様に似合った山なんかが多いのですがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明け暮れ見る人といっては坊様だけだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鋏(はさみ)と櫛(くし)の箱の蓋(ふた)を僧都の前へ出すと、「どこにいるかね、坊様たち...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...山姥とこの三尺坊様とは...
柳田國男 「日本の伝説」
...手っ取り早く云えばその勝空というお坊様は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かんがん様やお坊様と一緒になって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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