...彼は在府中の国民の代表として、政府と交渉を行った...
...大学の教育部長は在府中、留守番電話に繋がっていた...
...結婚式の前日に新郎が急病になったため、新婦が一人在府していた...
...選手たちは公式戦の前にチーム合宿所に在府し、練習に打ち込んでいた...
...国王が重病になった後、皇太子は即位のために宮殿に在府した...
...殿さまは江戸表にご在府中で...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...在府中御扶持方拾人扶持被下...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...しかし川路在府で林に代つてゐたとしても...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そして、大きい声で「わしが、こうして、国へ戻っている間に、こそこそと致さずと、江戸在府中に、堂々とすればよいではないか」お由羅が、手紙を読んでいた顔を上げて「本当に――」と、空虚な、相槌を打ったが、少し、読んで行くと「ま、これは、真実ではござりましょうか」お由羅の声は、真剣で、眉は心配そうに、歪んでいた...
直木三十五 「南国太平記」
...ともかく参覲交代を三年一度に緩めること、在府期間の減少、妻子帰国の許可、江戸諸家臣の減少等々の一大改革は、それによって藩力を養って攘夷にそなえるという名目で実現された...
服部之総 「尊攘戦略史」
...わたくしをしてその在府者の語たるを想はしむるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...河良佐池隣哉来在府下...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藩論が在府党と在国党とに岐(わか)れて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...在府の大名旗本の間...
吉川英治 「剣難女難」
...在府組の激越(げきえつ)な気勢を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...議論や焦躁(しょうそう)に暮れていた在府組の意気を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...赦免後の沢庵の在府期間を見るに――最初は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...その在府期間は――十年十月に参覲(さんきん)して十三年五月まで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...在府中、ソモジトノ永キ縁モ、マタ江戸出立ノミギリ、観音堂ニテ綱女(ツナジヨ)ノ顔ヲ見オサメ申シ候夜(ヨ)ノコトモ、今ナオマザマザシク覚エ候(ソウラ)エド、コノタビコソハ、阿波ニテステベキ一命、ソモジニハ、スベテヲ忘レクルルコソ、何ヨリモヨキ餞別(センベツ)ニコソ……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...在府中の諸侯(しょこう)の留守邸には...
吉川英治 「日本名婦伝」
...在府(ざいふ)国許(くにもと)の士をあわせて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...つい近年で――それも江戸在府中のこと」「江戸におりますか今は」「実は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...江戸に御在府でございますか』『内密だが...
吉川英治 「山浦清麿」
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