...水が沈下する珪土性物質のなかにはたぶん骨質組織があるのであろうし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...又彼の「人」にも本当は何等の社会性(風土性!)はあり得ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...土性骨(どしやうぼね)を叩き折つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逆手の逆手で自分の胡の矢をつかうなんてのは面(つら)に似気(にげ)ない土性ッ骨の太いやつだ」「畜生ッ」と...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この辺の土性骨の太さはさすがに見上げたもので...
久生十蘭 「魔都」
...いかに土性骨の太い加十であるにしろ...
久生十蘭 「魔都」
...「往ッて土性骨(どしょうぼね)を打挫(ぶっくじ)いてやりましょう」お政は坐舗を出てしまッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...言い換えれば「風土性に対する認識並びに理解の向上普及」という点が中心であったことについては寸分の変りはなかった...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...四月二日 水曜日 晴今日は三年生は地質(ちしつ)と土性(どせい)の実習だった...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...斉藤(さいとう)先生が先に立って女学校の裏(うら)で洪積層(こうせきそう)と第(だい)三紀(き)の泥岩(でいがん)の露出(ろしゅつ)を見てそれからだんだん土性を調(しら)べながら小船渡(こぶなと)の北上(きたかみ)の岸(きし)へ行った...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...ぼくは土性の調査よりも地質(ちしつ)の方が面白(おもしろ)い...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...ぼくらはそこの土性(どせい)もすっかりしらべた...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...)(郡(ぐん)から土性調査(どせいちょうさ)をたのまれて盛岡(もりおか)から来たのですが...
宮沢賢治 「泉ある家」
...和漢の風土性情の相異なるがために...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そんな土性骨(どしょうぼね)か...
吉川英治 「新・水滸伝」
...土性ッ骨を脱(ぬ)こうてんだな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これでは彼ら端公役の端公らしい土性骨は失(な)くなっていたことにもなる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...特に人間の風土性に関心を持つ自分にとっては...
和辻哲郎 「『青丘雑記』を読む」
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