...船舶が港から出港して、目的地へ向かう場合には、必ず回航の計画が立てられます...
...台風が接近すると、漁船はすぐに回航します...
...予備車を本社から現地へ回航することになった...
...今回の飛行機は、補修のため回航便となり、スケジュールが変更になりました...
...今年の夏、私たちは伊豆大島でダイビングを楽しんできましたが、最後は船で回航しました...
...この巨船を横浜まで回航できるだろうか...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...ドコの浜から回航されたかということ……一説によりますると...
中里介山 「大菩薩峠」
...よって便宜のために、あのでたらめをここに転載して、反芻(はんすう)を試みてみると――さて皆さんこれを現在わたしたちが一王国となして乗込んでいるこの無名丸の社会と引きくらべてみたらどうでしょう実際問題ですよ御承知の通りこの船には男が多くて女が少ないです男は美男子の駒井船長をはじめ豪傑の田山白雲先生豪傑の卵の柳田平治君だらしのないマドロス君房州から来た船頭の松吉さん同じく清八さん同じく九一さん月ノ浦から乗込んだ平太郎大工さん同じく松兵衛さん漁師の徳蔵さんそれから、今はいないが、いつかこの船に帰って来るはずの何の商売だかわからない七兵衛おやじそれに、若君の登さんつんぼの金椎君(キンツイくん)さて、しんがりにかく申す清澄の茂太郎もこれで男の端くれなんですかく数えてみまするとこの無名丸の中には男と名のつく者が都合十三人それなのに女というものは登さんのばあやさんお松さんそれからもゆるさんその三人きりなんです十三人の男に三人の女――もし駒井船長が理想の、人のいない島を求めてそこに一王国を作るとしたらいま申す世界のドコかの国と同じような女が不足の国になります……………………右の茂太郎の即興歌は、船が回航の途上、まだ釜石の港に入らない以前の出鱈目なのですから、船が安着してみると、ここに多少の人員の増減が考えられなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...独逸の軍艦は沿岸を回航して叛軍の部落に大砲をぶち込んだ...
中島敦 「光と風と夢」
...この二代目雲浜は竹崎から回航した最後の貿易船に打ち乗って...
服部之総 「志士と経済」
...それをタラップまで回航するためであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...バルチック艦隊を東洋に回航させるという噂もあるし...
森本薫 「女の一生」
...本島の知念(ちねん)・玉城(たまぐすく)から南下して那覇の港へ回航するのは非常に時間がかかる...
柳田国男 「海上の道」
...しかしアフリカ回航はまだ発展していなかった...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...ここに於てアフリカ回航の仕事は漸くポルトガルの国家的事業としての性格を現わし始めた...
和辻哲郎 「鎖国」
...第二回航海の準備に取りかからせた...
和辻哲郎 「鎖国」
...第一回航海は彼をして...
和辻哲郎 「鎖国」
...第三回航海の準備は中々捗らなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...コロンブスの第三回航海の報告にもとづいて...
和辻哲郎 「鎖国」
...コロンブスの第一回航海の際の船長であるが...
和辻哲郎 「鎖国」
...コロンブスの第四回航海はアメリゴの南アメリカ探検よりも一年遅れて一五〇二年五月の出発であった...
和辻哲郎 「鎖国」
...ピサロのこの第一回航海はパナマ地峡に近いコロンビアの海岸をうろついただけであったが...
和辻哲郎 「鎖国」
...第一回航海の純益からも五分の一を受ける...
和辻哲郎 「鎖国」
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