...おれをならずものの呑んだくれのわるいわるい悪者と思っているにちがいない...
太宰治 「ロマネスク」
...六百年昔の酒飲みも今日の呑んだくれとよく似ている...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...もしくは呑んだくれの類(たぐい)だろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...呑んだくれの半蔵にとっても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」呑んだくれの大学生は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いつも呑んだくれの大学生の水野さんが...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...疑いなく呑んだくれていた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...亭主のしっつぁんは呑んだくれの怠け者で...
山本周五郎 「青べか物語」
...呑んだくれの怠け者で...
山本周五郎 「季節のない街」
...金を借りると呑んだくれて仕事にでかけないからだという...
山本周五郎 「季節のない街」
...亭主が呑んだくれて女房が稼ぐようになれば...
山本周五郎 「季節のない街」
...人間はそうそう呑んだくれてばかりもいられないものだよ」そのかみさんは二度とたんば老のところへは来なかったし...
山本周五郎 「季節のない街」
...呑んだくれの兄と...
山本周五郎 「さぶ」
...――あの呑んだくれが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...呑んだくれの禿頭(とくとう)詩人を贔屓(ひいき)にして可愛がる一方に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...門番は例の呑んだくれな足軽かと苦笑して通してしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...よく猪(いのこ)の肉を売りに出ていた呑んだくれの浪人者だぞ」「なるほど...
吉川英治 「三国志」
...行ってしまったの」「オヤオヤ……親爺さんが呑んだくれで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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