...その三つの顔!速水輪太郎と呑んだくれのお照の顔は...
海野十三 「深夜の市長」
...おれをならずものの呑んだくれのわるいわるい悪者と思っているにちがいない...
太宰治 「ロマネスク」
...この呑んだくれをまたいやに買い被ったね」「全く先生をお見かけ申してお縋(すが)り申すんでございますから」「気味が悪いな...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしくは呑んだくれの類(たぐい)だろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...」呑んだくれの大学生は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いつも呑んだくれの大学生の水野さんが...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...疑いなく呑んだくれていた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...呑んだくれの怠け者で...
山本周五郎 「季節のない街」
...金を借りると呑んだくれて仕事にでかけないからだという...
山本周五郎 「季節のない街」
...亭主が呑んだくれて女房が稼ぐようになれば...
山本周五郎 「季節のない街」
...呑んだくれの兄と...
山本周五郎 「さぶ」
...――あの呑んだくれが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...兄は呑んだくれの我儘(わがまま)者だけれど...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「この呑んだくれの悪性者は」とおみやは心のなかで思った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...呑んだくれの禿頭(とくとう)詩人を贔屓(ひいき)にして可愛がる一方に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...門番は例の呑んだくれな足軽かと苦笑して通してしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...よく猪(いのこ)の肉を売りに出ていた呑んだくれの浪人者だぞ」「なるほど...
吉川英治 「三国志」
...行ってしまったの」「オヤオヤ……親爺さんが呑んだくれで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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