...さらに吹き込むと可溶性の炭酸水素カルシウムになる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...私は風の吹き込む箇所を発見した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...透間から吹き込む風はかなり冷い...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...風も岩の隙間(すきま)から吹き込む...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...何かしら美しい健全なものを観客の胸に吹き込むところがある...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...子供は吹き込む風に...
徳田秋声 「黴」
...隙間から風がすーっと吹き込むように...
豊島与志雄 「蠱惑」
...老婦人の裳衣(しょうい)に吹き込むように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悪思想を村々に吹き込むとやの噂もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...これではまるで北風が吹き込むための塒(ねぐら)です……諸君は既にお分りでせう...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...戦争に敗けたから雪の吹き込む汽車で寒い思いをしなければならないと言うのは本当である...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...一生懸命に吹き込むのでした...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...南風が湯煙を吹き拂ふやうにしてさつと吹き込む...
林芙美子 「あひびき」
...朝になつて硝子障子をあけると川から風が吹き込む...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...これは笑ひ声に巧みなといふ評判の西洋音楽師が吹き込むだんださうで今試みにこの歌を想像して見ると...
正岡子規 「墨汁一滴」
...○阿房が吹き込む...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...窓に吹き込む風の声...
夢野久作 「白髪小僧」
...風の吹き込む小家のなかで...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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