...僕は君臣、父母、夫婦と五倫部の話を読んでいるうちにそろそろ睡気(ねむけ)を感じ出した...
芥川龍之介 「死後」
...かくて政治家は神人の例に則って君臣の関係を案出した...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...国家の興廃存亡は君臣御心を協せ能く御政事を御勤むるにあり...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...武士の社会がくずれてその社会組織の骨ぐみになっていた君臣関係というものがなくなった時代に...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...君臣一体、忠孝一致、ただ吾(わ)が国のみ然(しか)りと為す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...其數百千年來君臣の情誼中に生々したる由來を反顧し...
福沢諭吉 「帝室論」
...君臣関係のしきたりによって自分がおかれている偽りの世界への憤懣から遂に狂猛な暴君のようになり...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...君臣の臣の負担となるその結末...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼と君臣のつながりを持つのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...君臣同じ渚(なぎさ)に住むようになったわけである...
吉川英治 「黒田如水」
...君臣となって後も...
吉川英治 「三国志」
...君臣一家の連帯では...
吉川英治 「三国志」
...君臣の道のうえに...
吉川英治 「三国志」
...北朝の君臣までひどく気に病んでいるふうだった...
吉川英治 「私本太平記」
...庶民の中に生々(いきいき)と動きかけている時流にはまだ醒(さ)めない足利家(あしかがけ)の君臣は...
吉川英治 「新書太閤記」
...君臣の分を明らかになし...
吉川英治 「新書太閤記」
...君臣という絶対なものを措(お)いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...君臣の美徳を高揚したもので...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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