...恩威並に施すので土着の豪族と其莊園の中の人民との間に自然に君臣の關係が出て來た...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...それが段々數十年重なると君臣の情誼が出來て來て...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...君臣主僕その位地を顛倒(てんとう)し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...何時(いつ)の間にやら君臣の大義に支配せられ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...君臣の義、講ぜざること六百余年、近時に至りて華夷の弁を并せて、またこれを失う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...君臣ともに礼儀を尽したものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...夫婦君臣の間柄もその通り...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分を先生といわず旦那と呼ばず主人と思わずして師弟の関係以外君臣上下の階級を打破しようという...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...君臣制度や家族制度の保護のために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何が故に之を君臣主従の如くならしめんとするか...
福沢諭吉 「女大学評論」
...夫婦の関係は君臣に非ず主従に非ず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...彼の痛飲はまた敵国の君臣に眼をみはらせた...
吉川英治 「上杉謙信」
...もう君臣の仲で愚痴はやめにしよう...
吉川英治 「三国志」
...かつて君臣の礼を欠いたことがありません...
吉川英治 「三国志」
...「では、先生には、呉の君臣をして、逆賊操(そう)に膝を屈せしめ、万代に笑いをのこせと、敢ていわないばかりにおすすめあるわけですか」「いやいや決して、自分は何も呉の不幸を祈っているわけではない...
吉川英治 「三国志」
...――平常の家法では兄弟だが国法においては君臣である...
吉川英治 「三国志」
...君臣春風(くんしんしゅんぷう)もとの稲葉山...
吉川英治 「新書太閤記」
...君臣の礼儀などには...
吉川英治 「新書太閤記」
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