例文・使い方一覧でみる「君様」の意味


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...わが君様の教授会に於ける器量の如何によって...   わが君様の教授会に於ける器量の如何によっての読み方
戸坂潤 「社会時評」

...お君と並ぶようにして席を取って、馬場の人出を見渡したお松は、桟敷の方に目を注いでいるうちに何かに驚かされて、ただならぬ色を現わし、「お君様、この御簾(みす)を少し下げようではありませんか」総(ふさ)で絞った幕の背後に御簾を高く捲き上げられてあったのを、お君は今まで気がつきませんでした...   お君と並ぶようにして席を取って、馬場の人出を見渡したお松は、桟敷の方に目を注いでいるうちに何かに驚かされて、ただならぬ色を現わし、「お君様、この御簾を少し下げようではありませんか」総で絞った幕の背後に御簾を高く捲き上げられてあったのを、お君は今まで気がつきませんでしたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...だから改めて坐り直す時に、わざと身を以てお君の前へ坐って隠すようにしながら、「お君様、あれに、わたくしどもの主人が」と言って、そっと前の桟敷を指して示しました...   だから改めて坐り直す時に、わざと身を以てお君の前へ坐って隠すようにしながら、「お君様、あれに、わたくしどもの主人が」と言って、そっと前の桟敷を指して示しましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...あのお方がそれでございましょう」と番組と人とをお松は見比べながら、「第二番は能登守様の御家来で小川様……」と言って、番組と人とをまた引合せながら、「お君様、あなたの殿様からおいでなされたお方は、まだ若いお方でございますね」お松の蔭に隠れるようにしていたお君は、小さい声で、「主人のお小姓でございます」と言っている時に、その人は桟敷の下へ来て綾藺笠(あやいがさ)を振りかたげて桟敷の上を見上げました...   あのお方がそれでございましょう」と番組と人とをお松は見比べながら、「第二番は能登守様の御家来で小川様……」と言って、番組と人とをまた引合せながら、「お君様、あなたの殿様からおいでなされたお方は、まだ若いお方でございますね」お松の蔭に隠れるようにしていたお君は、小さい声で、「主人のお小姓でございます」と言っている時に、その人は桟敷の下へ来て綾藺笠を振りかたげて桟敷の上を見上げましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「お君様」「はい」「あなた様のお家のお方は...   「お君様」「はい」「あなた様のお家のお方はの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...お君様は亡くなりました...   お君様は亡くなりましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...お君様は亡くなりましたけれども...   お君様は亡くなりましたけれどもの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...お君様のくれぐれの遺言もございますから...   お君様のくれぐれの遺言もございますからの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...学問の考えは、深ければ深いほど落着くが、人情の考えというものは、深ければ深いほど乱れてくるものだ」「では、殿様には、何かお心を乱すような人情の思い出が、お有りあそばしますか」「有るとも、大有りだ」「伺いとうございますね」「言わん方がいいだろう、言えばいや増す思いというものだからな」「では、わたくしが代って申し上げてみましょうか、お君様のことを、お思い出しになったのでございましょう……」「うむ……いや、違う、あれはもう忌明(いみあけ)だ、思い出せば不憫(ふびん)と思いやられぬことはないが、いつまでも愛惜(あいじゃく)を追うのは、それ、冥路(よみじ)のさわりというものでな、今では、さっぱりとあきらめている、いまさら思い出して、心を傷(いた)ましむるということもないのだ」「では、奥方様のことを……」「いや、あれは愛情がない、権式があるばかりだ、正直に言うと、結婚以前から冷たいもので、今もその通り」「では、どなたのことを思い出しておいでになったのでございますか」「実はな、お松どの、君のことを考えて、つい思いに沈んでしまったのだ」「まあ、勿体(もったい)ない」と言って、お松がまたも真紅になって、うろたえる心を抑(おさ)えることができないほどです...   学問の考えは、深ければ深いほど落着くが、人情の考えというものは、深ければ深いほど乱れてくるものだ」「では、殿様には、何かお心を乱すような人情の思い出が、お有りあそばしますか」「有るとも、大有りだ」「伺いとうございますね」「言わん方がいいだろう、言えばいや増す思いというものだからな」「では、わたくしが代って申し上げてみましょうか、お君様のことを、お思い出しになったのでございましょう……」「うむ……いや、違う、あれはもう忌明だ、思い出せば不憫と思いやられぬことはないが、いつまでも愛惜を追うのは、それ、冥路のさわりというものでな、今では、さっぱりとあきらめている、いまさら思い出して、心を傷ましむるということもないのだ」「では、奥方様のことを……」「いや、あれは愛情がない、権式があるばかりだ、正直に言うと、結婚以前から冷たいもので、今もその通り」「では、どなたのことを思い出しておいでになったのでございますか」「実はな、お松どの、君のことを考えて、つい思いに沈んでしまったのだ」「まあ、勿体ない」と言って、お松がまたも真紅になって、うろたえる心を抑えることができないほどですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「有難(ありがと)う御座います、姫君様、村松金之助生まれて始めての生き甲斐で御座います」村松金之助は、木戸の柱に縋(すが)り付いたまま、命を絞るような涙を流しているのです...   「有難う御座います、姫君様、村松金之助生まれて始めての生き甲斐で御座います」村松金之助は、木戸の柱に縋り付いたまま、命を絞るような涙を流しているのですの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...「若君様には、とにもかくにも、裏門外の川岸にお立退(たちの)きを願います...   「若君様には、とにもかくにも、裏門外の川岸にお立退きを願いますの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...我参る度々に嬉しげにもてなして帰らんといへば今しばし/\君様と一夕の物語には積日の苦をも忘るるものを...   我参る度々に嬉しげにもてなして帰らんといへば今しばし/\君様と一夕の物語には積日の苦をも忘るるものをの読み方
長谷川時雨 「樋口一葉」

...平家の君様達と承りますれば...   平家の君様達と承りますればの読み方
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」

...大姫君は中の君様をお望みになればとそう希(ねが)っていらっしゃるらしゅうございます...   大姫君は中の君様をお望みになればとそう希っていらっしゃるらしゅうございますの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...別而尊君様御方々御愁傷之程如何計歟御察し奉申上候...   別而尊君様御方々御愁傷之程如何計歟御察し奉申上候の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...お妹君様もお行方を案じて...   お妹君様もお行方を案じての読み方
吉川英治 「剣難女難」

...――わしは、あの君様を、お乳(ち)の頃からお抱き申し上げ、わが子のお前たちよりも多く、この手に抱いて、お育てして来た...   ――わしは、あの君様を、お乳の頃からお抱き申し上げ、わが子のお前たちよりも多く、この手に抱いて、お育てして来たの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...わたくしが兄君様から...   わたくしが兄君様からの読み方
吉川英治 「日本名婦伝」

「君様」の読みかた

「君様」の書き方・書き順

いろんなフォントで「君様」


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