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饗庭篁村 「木曾道中記」
...基督教国基督教会孰れも皆な名のみのキリストの国である...
内村鑑三 「聖書の読方」
...働き得る乗員とてはわずかに四十名のみであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...かうすれば姓名のみを書けばよいから手數が省ける...
内藤湖南 「支那目録學」
...五万円の遺産分配――それは名のみ...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...大名のみならず其臣下の者共までも伊勢參りをし京都見物をして歸へるもあり...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...我(われ)が歴史に名のみ残して死にゆく時は至った...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...記憶すべき人名のみを並べられてゐるといふだけの唄...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...友達その白鼠は名のみ聞いて見た事なし...
南方熊楠 「十二支考」
...くやしくも挿(かざ)しけるかな名のみして人だのめなる草葉ばかりを今日の源氏が女の同乗者を持っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それが生憎わたくしの識らぬ名のみである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...実を去って虚名のみを付与するようになったのは...
柳田国男 「家の話」
...名のみ立派でも変化に乏しくかつ小規模であった...
柳田國男 「地名の研究」
...同じ文化の連鎖は地名のみと言わず...
柳田國男 「和州地名談」
...名のみ聞いていた名所旧跡の数かず...
山本周五郎 「日本婦道記」
...行宮(あんぐう)とは名のみな建物...
吉川英治 「私本太平記」
...のこる数名のみ生捕(いけど)りましたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...それでは「名のみ」を文字通りに光源氏という名の意味に解して、「光源氏という名は光るなどという言葉のためにいかにもことごとしいが、それは名のみで、実は言い消されるようなことが多いのに、なおその上内証事まで伝えた世間は口が悪い」と解すべきであるか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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