...いつか同車したことがあって...
梅崎春生 「記憶」
...莫斯科(モスコウ)まで同車したのは二十一...
谷譲次 「踊る地平線」
...すこしく英語を解する「村の弁護士」ヴァンテカイネン氏なる人物と同車する...
谷譲次 「踊る地平線」
...会話以上の社交的効果を保って同車して来たのだった...
谷譲次 「踊る地平線」
...余は同車して唐崎の松に往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...春雨や同車の君がさざめ言(ごと)白梅(しらうめ)や誰(た)が昔より垣の外(そと)妹(いも)が垣根三味線草(さみせんぐさ)の花咲(さき)ぬ恋さまざま願(ねがい)の糸も白きより二人してむすべば濁る清水かな蕪村の句の特異性は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...折釘(おれくぎ)に烏帽子(えぼし)かけたり宵の春春の夜に尊き御所(ごしょ)を守(も)る身かな春雨や同車の君がさざめ言(ごと)ほととぎす平安朝を筋(すじ)かひにさしぬきを足で脱(ぬ)ぐ夜や朧月(おぼろづき)引例を見ても解るように...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...徳川・川口と同車で帰る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...穂積と同車で帰宅...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...女房同車、順天堂へ寄り、包帯して帰宅...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...母上見物、同車で帰宅...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二時に迎へ来り、女房と清も同車、橘の家へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九月十九日(木曜)雨の中を母上・女房同車...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ロスリッジと同車してオウオソへ引っ返そうとドライヴし出した時...
牧逸馬 「双面獣」
...源中納言を誘って同車して自邸へ向かったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...矢代も南も同車の敵という運命に置かれてしまっている二人だった...
横光利一 「旅愁」
...』先刻(さつき)同車して来た記者は写真師を伴(つ)れて来た...
與謝野晶子 「帰つてから」
...たゞ大沢君は細君の里なる中込駅までとてわたくしと同車した...
若山牧水 「木枯紀行」
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