...野村は或日同県出の竹山が自分と同じ宿に居る事を知つた...
石川啄木 「病院の窓」
...途中道連れになつた同県の同行といつしよに宿をとつた...
種田山頭火 「行乞記」
...同県学生のうちで試験を「しくじったらしい」二三人のためにそれぞれの受け持ちの先生がたの私宅を歴訪していわゆる「点をもらう」ための運動委員が選ばれた時に...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...同県人で、ああして一緒にいる……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...同県の県令たる岩村高俊氏は辛うじて身を免れた位であったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また今回も同県へ視察に行く事になった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その後同県の宇和島人で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...及び同県賀茂田方二郡の村落では...
中山太郎 「屍体と民俗」
...それから和歌山県海草郡有功(いさお)村大字六十谷(むそたに)及び同県那賀郡山崎村大字原では...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...やむをえず同県同郡同村同姓花(はな)二十三年とでたらめを書いて渡した...
夏目漱石 「三四郎」
...父(ちゝ)はそれを同県下の多額納税議員の某から確(たしか)めたのださうである...
夏目漱石 「それから」
...*5 ウスチスイソーリスク 前項と同県下の郡の首都...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...同県の茶園連中が山城の茶名産地宇治から教師を聘して茶のことを問いただし...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...皆秋田ブキの種で我等が普通にフキと呼んで食用にしているものは私の視た範囲では同県には野生していなく...
牧野富太郎 「植物記」
...同県では昔はどうであったか知らないが...
牧野富太郎 「植物記」
...津浪の一両日前に同県石巻と野蒜(のびる)の間の海でとれたイワシが泥を呑んでいたそうである...
武者金吉 「地震なまず」
...また同県の川にイワシの大群が溯ったと言う(内田恵太郎博士報)...
武者金吉 「地震なまず」
...続いて翌五日午前四時五十分同県浜村沖から同じくらいの強さの地震が起こったが...
武者金吉 「地震なまず」
便利!手書き漢字入力検索