...人々見合う中にて人の物を掠め去らんとする者あり...
饗庭篁村 「良夜」
...きっとそれでも間に合うと思うよ」「なるほど...
海野十三 「地球発狂事件」
...一匹の兎を見つけたときにはこれを奪い取るために互いにかみ合い殺し合う狼どもが...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...賑(にぎ)わしく面白く語り合う...
田山花袋 「蒲団」
...互いに魂と魂とで眩惑(げんわく)し合うとでも言い得る歓喜の状態に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それが格に合うか...
中里介山 「大菩薩峠」
...至極イキの合う先生ではあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...食らい合うであろう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...結び合うテムペラメントの必然の一つを感じました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こうした戯れを言い合う今も緊張した間柄であることが中将にわかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手に合うなら、甘利(あまり)を討たせい」こう言い放ったまま、家康は座を起(た)った...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...人と自然とがここでは互に抱き合う...
柳宗悦 「全羅紀行」
...皿小鉢の触れ合う音に紛れて二人は仲よく囁(ささや)き合っているが...
夢野久作 「人間レコード」
...沈々と黙し合うことややしばしの後...
吉川英治 「新書太閤記」
...そんな旧(ふる)い習慣によって辛くも結ばれ合う味方同士ではないはずだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただむかしの如く軽んじ合うことのみ残されるからでおざろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...一応前後のつじつまが合うように考えられるが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お互いの姿をただ眺め合うばかりであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??