「眸」の意味
瞳
小説での「眸」の使い方
...莞爾(にこつ)いた眼眸(めつき)で眤(じつ)と徳利の口を瞶(みつ)めてゐた...
石川啄木 「刑余の叔父」
...リョーニカ」と彼女は眸を息子の方へ向けて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...この言葉ははっきりしていた――この言葉は氷のように冷かであった――この言葉はしずかにじっと彼自身の眸を※(みつ)めていた――この言葉は瞬間的の有頂天と少しの変りもなく単純であった――この言葉は一という基数で代表されるものであった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...佐渡はうしろになつて蒲原の平野が雙眸のうちに聚る...
長塚節 「彌彦山」
...そうして閉じた眸(ひとみ)をきっと父の方へ向けて...
夏目漱石 「行人」
...ここからは衣川の流れも北方の山々も何の遮るものもなく一眸に見える...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...おれはおせんちゃんが欲しかったんだ」苦痛にひき歪(ゆが)んだ声つきと眸子(ひとみ)のつりあがったような烈しい眼の色に...
山本周五郎 「柳橋物語」
...眸と眸とは、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)のように、燃えあった...
吉川英治 「大岡越前」
...高氏の眸をとらえて...
吉川英治 「私本太平記」
...みち足りたかのような眸に...
吉川英治 「私本太平記」
...その眸の奥もよく見ずに...
吉川英治 「私本太平記」
...眸(ひとみ)をそらして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...面々の眸(ひとみ)に見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...三郎兵衛のいう半分も耳に入らないような眸(ひとみ)のうごきである...
吉川英治 「新書太閤記」
...よくはないかと心得まするが』夫人の眸に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...眉の下に眸を澄ました...
吉川英治 「親鸞」
...そんな想像をえがくらしく、かれの眸が、ふと、お米のほうへうごめいた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...志摩の眸(ひとみ)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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