...君も彼等と甲乙のない天才だと号するのも洒落(しゃ)れているぜ...
芥川龍之介 「路上」
...――」監守の怒号する声...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...相州さまから拝領の片淵と号する忠綱さま御自慢の名馬に相違ないのでございますから...
太宰治 「右大臣実朝」
...日本ファシストがみずからファシストではなくて或る他のものだと号する態度を...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...」彼はヨハン・セバスチアン・バッハの魂の大洋が怒号するのを聞いた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...語るはダントンであり怒号するはクレベルであるかのようである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わが亡友の中に帚葉山人(そうようさんじん)と号する畸人(きじん)があった...
永井荷風 「西瓜」
...と呼号する者もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいは静物を模写するんで叙景文と号するような分類法であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...しかるに近来吾輩の毛中(もうちゅう)にのみと号する一種の寄生虫が繁殖したので滅多(めった)に寄り添うと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ニイチェの狂号する哲学は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「馬鹿ツ!」「しみツたれ!」「折角勝つても何もならないや!」などゝ怒号する彼の声が洩れた...
牧野信一 「競馬の日」
...(粗暴で狂激で血を以て彩られたその動作と躍進よ、あらゆるカピタリズムとティラヌイの跳梁の上に、踏みにじる傍若無人の足どりよ、うち振る白い剣の閃めきよ、怒号する口よ...
百田宗治 「騒擾の上に」
...芸者屋の湊屋と号するも...
森鴎外 「細木香以」
...T「天下の豪傑出て来ぬのか?」怒号する...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...怒号する、飛び上がる...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...常に勅令を号することを忘れておらぬ...
吉川英治 「三国志」
...また明王院と号する一宇(いちう)の不動堂もある...
吉川英治 「私本太平記」
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