...天蟾舞台(てんせんぶたい)と号するものだった...
芥川龍之介 「上海游記」
...(同年十一月十日)三 澄江堂僕になぜ澄江堂(ちようかうだう)などと号するかと尋ねる人がある...
芥川龍之介 「続澄江堂雑記」
...おもふに汝にとつても虚偽であるに相違ない」と天下に呼号する日本人である...
芥川龍之介 「僻見」
...理由もなく勝利を呼号するは単なるうぬぼれにすぎない...
伊丹万作 「戦争中止を望む」
...ちょうど彼の「大差無し」にほとんどぴったり符号するものである...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...後には集ってきた近隣の人々の怒号する声ばかりが残った...
海野十三 「深夜の市長」
...仮に個人Bが之と同じ経験を有ったと号するにしても...
戸坂潤 「科学論」
...日本ファシストがみずからファシストではなくて或る他のものだと号する態度を...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...風(ひょうふう)は怒号する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身辺で狂号する有象無象...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...と呼号する者もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...与(よ)っちゃんや次郎ちゃんなどと号する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吾輩自(みずか)ら余瀾と号するのだけれど...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その得度(とくど)して名を公瑜と号することになったのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...怒号するさまは筆の及ぶところにあらず...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...その豊亭(ほうてい)と号するのも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...まったく、一歩出ては、わあっと叫喚し、半歩ニジリ出しては、わああっ、と叫号する...
吉川英治 「上杉謙信」
...また明王院と号する一宇(いちう)の不動堂もある...
吉川英治 「私本太平記」
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