...仮に個人Bが之と同じ経験を有ったと号するにしても...
戸坂潤 「科学論」
...」彼はヨハン・セバスチアン・バッハの魂の大洋が怒号するのを聞いた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...吼号するような懸声であった...
直木三十五 「南国太平記」
...やがて僕の身辺をそれとなく護衛していたと号する一青年が顕れて...
永井荷風 「申訳」
...と呼号する者もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾輩自(みずか)ら余瀾と号するのだけれど...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その得度(とくど)して名を公瑜と号することになったのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...この幼ない切ない魂は徒らに反転しながら泣号する...
原民喜 「火の唇」
...怒号するさまは筆の及ぶところにあらず...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...往々これを「ゴルチーン十二表法」と号する学者もある...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「馬鹿ツ!」「しみツたれ!」「折角勝つても何もならないや!」などゝ怒号する彼の声が洩れた...
牧野信一 「競馬の日」
...片里と号する菲才でござる...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...私も虚子をまねて「怯詩」と号するがよいといって...
三木清 「読書遍歴」
...一人を禰宜(ねぎ)卜部と号するとあって...
柳田国男 「海上の道」
...まるで怒号するように声をひそめて続けた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...街頭に怒号する鼻がありました...
夢野久作 「鼻の表現」
...怒号する、飛び上がる...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...また明王院と号する一宇(いちう)の不動堂もある...
吉川英治 「私本太平記」
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