...(同年十一月十日)三 澄江堂僕になぜ澄江堂(ちようかうだう)などと号するかと尋ねる人がある...
芥川龍之介 「続澄江堂雑記」
...後には集ってきた近隣の人々の怒号する声ばかりが残った...
海野十三 「深夜の市長」
...またルブランには【鏡】を日光に反射させて窓と窓とで信号する短篇があった...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ボリシチとか号するスウプに類したものには油が玉のように浮んで...
谷譲次 「踊る地平線」
...仮に個人Bが之と同じ経験を有ったと号するにしても...
戸坂潤 「科学論」
...暗夜に怒号する大洋のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身辺で狂号する有象無象...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...しかるに近来吾輩の毛中(もうちゅう)にのみと号する一種の寄生虫が繁殖したので滅多(めった)に寄り添うと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...学士とか教師とか号するものに主人苦沙弥君のごとき気違のある事を知った以上は落雲館の君子が風流漢ばかりでないと云う事がわかる訳(わけ)だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...沈着などと号するお客様がすうすうと蒸発して行く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...岩角に触れて怒号する音轟々(ごうごう)として...
野中到 「寒中滞岳記」
...「馬鹿ツ!」「しみツたれ!」「折角勝つても何もならないや!」などゝ怒号する彼の声が洩れた...
牧野信一 「競馬の日」
...どんな怒号する剣戟(けんげき)役者でも必ず一度は調子をやる(声を潰す)という折り紙つきのところの上に...
正岡容 「わが寄席青春録」
...実はこの猴アフリカの林中に多く棲み日の出前ごとに喧噪呼号するを暁の精が旭を歓迎頌讃すと心得たからだと出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...一人を禰宜(ねぎ)卜部と号するとあって...
柳田国男 「海上の道」
...腹を立て怒号する真似をするのと皮一重の相違でしかあり得ない...
夢野久作 「能とは何か」
...槍を取っては無敵と号する王矮虎(おうわいこ)その者だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この敗残の部隊は二十万と号するメキシコ軍に包囲されたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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