...いずれも呼号する主張なり...
芥川龍之介 「上海游記」
...救助船へ信号する用意と...
海野十三 「恐竜島」
...専門の科学者が自然科学自身に基いて企てると号する自然科学観や世界観が...
戸坂潤 「科学論」
...みずから科学的と号することも出来るわけであるが...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...風(ひょうふう)は怒号する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...暗夜に怒号する大洋のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフは怒号する聴衆を傲然(ごうぜん)と見つめていたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...漢名を梧桐(ごとう)と号するそうだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...学士とか教師とか号するものに主人苦沙弥君のごとき気違のある事を知った以上は落雲館の君子が風流漢ばかりでないと云う事がわかる訳(わけ)だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...浅ましくも怒号する態(てい)が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だが……オーイ オーイ寒冷な風の吹く荒神山の上で呼んでゐる波のやうに元気な叫喚に耳をそばだてよ!可哀想な女房や子供達があんなにも背のびして空高く空高く呼んでゐるではないか!遠い潮鳴りの音を聞いたか!波の怒号するを聞いたか!…………山の上の枯木の下に枯木と一緒に双手を振つてゐる女房子供の目の底には火の粉のやうにつゝ走つて行く赤い帆がいつまでも写つてゐたよ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...この幼ない切ない魂は徒らに反転しながら泣号する...
原民喜 「火の唇」
...樹々は怒号するやうな物凄い音をたてて鳴りはためいた……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...全体この角煮は宋(そう)の蘇東坡(そとうば)が工風(くふう)した料理だといって支那人は東坡肉と号するが...
村井弦斎 「食道楽」
...(粗暴で狂激で血を以て彩られたその動作と躍進よ、あらゆるカピタリズムとティラヌイの跳梁の上に、踏みにじる傍若無人の足どりよ、うち振る白い剣の閃めきよ、怒号する口よ...
百田宗治 「騒擾の上に」
...街頭に怒号する鼻がありました...
夢野久作 「鼻の表現」
...また明王院と号する一宇(いちう)の不動堂もある...
吉川英治 「私本太平記」
...槍を取っては無敵と号する王矮虎(おうわいこ)その者だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??