...その会の句稿が私の所に廻つて来た時分に...
高浜虚子 「椿子物語」
...九)村岡籠月君に答う福岡県若松市の村岡籠月(ろうげつ)君から句稿を送って来る手紙の端に...
高浜虚子 「俳句への道」
...句稿整理することは忘れなかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...・暮れても宿が見つからないこうろぎで・水は涸れきつて松虫や鈴虫や旅人のぼりつめればトンネルとなりこだまする誰も寝しづまり鈴虫のよい声ひとつ秋の波がうちよせる生徒がむらがる・赤子つぶらな眼を見張り澄んで青い空・葉鶏頭に法衣の袖がふれるなど(澄太居)窓へからまり朝顔の実となつてゐる・塀にかぼちやをぶらさがらしてしづかなくらし・葉が四五本穂をだして揺れるのも・父がくれた柘榴はじめての実が揺れてゐる(澄太居)野良猫も仔を持つて草の中に・これが最後のかぼちやたゝいて御馳走にならう九月十六日秋空一碧、一片の雲もない明朗さである、午前中はそこらを散歩、そして句稿整理...
種田山頭火 「行乞記」
...句稿整理、なか/\捗らないので困る...
種田山頭火 「其中日記」
...今日も句稿整理、といふよりも、身心整理といふべきであらう...
種田山頭火 「其中日記」
...句稿整理、完成、ほつとする...
種田山頭火 「其中日記」
...――句稿二篇、やうやく書きあげて発送...
種田山頭火 「其中日記」
...句稿二篇書きあげる...
種田山頭火 「其中日記」
...散歩、呂竹さんへ花茗荷を持つていつてあげる、句稿を投函する、W店で一杯ひつかける(アルコールのたゝりか、それともマイナスのたゝりか、めつたにない頭痛がした!)...
種田山頭火 「其中日記」
...句稿整理、第六句集孤寒抄出版のために、――所詮は身すぎ世すぎのみじめさ!今日も三度とも塩かけ飯!閏七月の十五日、いはゆる芋明月であるが、誰も来てくれなかつた、雲が出て風が出て、月も冴えなかつた、なぜだか頭痛の気味で、早くから寝床にはいつたが、なか/\寝つかれなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...句稿整理、なか/\捗らない...
種田山頭火 「其中日記」
...句稿など整理しつゝ待つてゐる...
種田山頭火 「旅日記」
...徹夜で句稿整理...
種田山頭火 「松山日記」
...まだ上木せない蕪村の句稿を...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...句稿は六月に至り私の手元に戻された...
前田普羅 「普羅句集」
...句稿からは先生の朱の加はらない句が少からず除かれた...
前田普羅 「普羅句集」
...わたくしは脩の句稿を左に鈔出(しょうしゅつ)する...
森鴎外 「渋江抽斎」
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