...彼からの言葉を参酌しながら、自分なりの答えを出す...
...会議で取り上げた案は、参加者全員の意見を参酌してまとめられた...
...彼女は周りの意見を参酌せず、一人で自分の意見を通すことが多い...
...新しいプロジェクトに取り掛かる前に、以前の成功事例を参酌すると良い...
...相手の立場や気持ちを参酌することで、円満な解決策が見つかることがある...
...最初は日本の旧習を参酌(さんしゃく)して欧州の法典を折衷(せっちゅう)し...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...三井家の牧場をも参酌して...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...まずこの辺の事情を十分参酌しなくてはならん...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その図案を参酌(さんしゃく)して製作に掛かった楠公像の形は一体どういう形であるかといいますと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかしまずこの腹巻きは近いものに相違なかろうとそこらを参酌したのでありますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ドイツのバアデンバアデンの浴室などをも参酌したものらしかつた...
田山録弥 「浴室」
...それで多くの場合には各自の意見を参酌(さんしゃく)し折れ合って大体の価値を決め...
寺田寅彦 「学位について」
...読者諸君においてもこのへんのところはよく参酌(さんしゃく)して...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...飾(かざ)り文(もん)はこれを参酌しろのと...
中里介山 「大菩薩峠」
...ワイスマン諸家の説を参酌して考えて見ますと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...おれに参酌(しんしゃく)はいらぬ」と吐きだすように言い切った...
久生十蘭 「ひどい煙」
...清(しん)律などを参酌して立案し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...終に現行の参酌民法となったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...やはり支那の本を参酌するとよく判るが...
牧野富太郎 「植物記」
...なお前後の事情等を参酌するときは...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...その文異同ある故両(ふた)つながら参酌して書くと...
南方熊楠 「十二支考」
...『四分律』四三を参酌す)...
南方熊楠 「十二支考」
...現実生活の要求を十分に参酌(さんしゃく)しなかった嫌いがある...
柳田国男 「年中行事覚書」
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