...わしをぢつと見戍(みまも)つてゐるのである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...驚嘆して見戍(みまも)つた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...ぢつと彼のする事を見戍つた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...またしても女の態度(ようす)を見戍った...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...眼鏡越しに私を見戍って...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...催眠状態で君を見戍る...
豊島与志雄 「情意の干満」
...周平はその顔をじっと見戍った...
豊島与志雄 「反抗」
...」周平はぼんやり保子の顔を見戍った...
豊島与志雄 「反抗」
...その涙を側からじっと見戍ってるような心地だった...
豊島与志雄 「反抗」
...彼は隆吉をしみじみと見戍った...
豊島与志雄 「反抗」
...長吉は呆気(あっけ)に取られたさまで物もいわずにお糸の姿を目戍(みまも)っている...
永井荷風 「すみだ川」
...先頃南子の讒に遭って亡命した公叔戍の旧領地で...
中島敦 「弟子」
...媚(こ)びるやうに私は兄の顔を視戍(みまも)つてゐた...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...その後柳樹屯の衛戍病院とかに行つたさうだ...
中原中也 「その頃の生活」
...声も出ないで凝然と見戍(みまも)っていた...
室生犀星 「蛾」
...松岡を見戍りながら言った...
室生犀星 「三階の家」
...「衛戍(えいじゅ)病院へへえるとまもなく重態になった...
山本周五郎 「青べか物語」
...伊兵衛は疑わしげに見戍(みまも)っていたが...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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