...わしをぢつと見戍(みまも)つてゐるのである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...わしを見戍りながら...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...つややかなる面(おもて)を目戍(みまも)り居しに...
芥川龍之介 「るしへる」
...さらずばこゝを戍(まも)る兵土にや...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...霧笛(きりぶえ)を鳴(なら)しながら海の上を見戍(みまも)っていた...
竹久夢二 「おさなき燈台守」
...「衛戍病院(えいじゅびょういん)」はさし絵の味が勝っている...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...周平は彼女の顔を見戍った...
豊島与志雄 「反抗」
...周平の顔をまじまじと見戍った...
豊島与志雄 「反抗」
...見戍りながら黙っていた...
豊島与志雄 「反抗」
...保子や降吉のことを見戍るのであった...
豊島与志雄 「反抗」
...殆(ほとん)ど夜(よ)の目も離さぬ程(ほど)自分の行(おこな)ひを目戍(みまも)つて居(ゐ)るらしい母親の慈愛(じあい)が窮屈(きゆうくつ)で堪(たま)らないだけ...
永井荷風 「すみだ川」
...殆(ほとん)ど夜(よ)の目も離さぬほど自分の行いを目戍(みまも)っているらしい母親の慈愛が窮屈で堪(たま)らないだけ...
永井荷風 「すみだ川」
...その後柳樹屯の衛戍病院とかに行つたさうだ...
中原中也 「その頃の生活」
...凝然(じっ)として見戍(みまも)っている児太郎は...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...――」主婦は女客の顔を見戍(みまも)った...
室生犀星 「三階の家」
...松岡を見戍りながら言った...
室生犀星 「三階の家」
...よろよろ坂を下りるのを今更(いまさ)らのように見戍った...
室生犀星 「みずうみ」
...若者の顔をひたと見戍りながら...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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