...丁寧に宿を参らすべき由...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...閣下に告げ参らすべし...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...七月十日信濃丸にて馨子愛する御姉君に参らす*去廿一日午後無事シヤトルに上陸いたしましたから...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...五人の男女炉を囲みて余念なく玉蜀黍(とうもろこし)の実をもぎいしが夫婦と思しき二人互にささやきあいたる後こなたに向いて旅の人はいり給え一夜のお宿はかし申すべけれども参らすべきものとてはなしという...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...三の小娘来りて洗足を参らすべきまでもなし...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...一生のうちよほど体を参らすらしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いのちを一つと誓い参らす臣等として...
吉川英治 「上杉謙信」
...面を冒しても諫言(かんげん)をすすめ参らすは...
吉川英治 「黒田如水」
...(くれぐれも頼み参らすぞ)と心からいって別辞に代えたものだった...
吉川英治 「三国志」
...いそぎ参らすまま...
吉川英治 「私本太平記」
...参らする」又右衛門は...
吉川英治 「新書太閤記」
...粗茶ひとつ献(けん)じ参らすべく...
吉川英治 「新書太閤記」
...くれぐれもたのみ参らすぞ」「……身にかえましても」藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...侍分(さむらいぶん)にはわけても恃(たの)み参らすぞよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...本能寺にみまかられた御方に従い参らすつもりで...
吉川英治 「新書太閤記」
...たのみ参らすぞ――と心に念じて...
吉川英治 「親鸞」
...何ご不自由もない柳営へ持ち参らするような産物は水戸にもない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...くれぐれも頼み参らすぞ」「心得て候」金王は...
吉川英治 「源頼朝」
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