...丁寧に宿を参らすべき由...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...閣下に告げ参らすべし...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...五人の男女炉を囲みて余念なく玉蜀黍(とうもろこし)の実をもぎいしが夫婦と思しき二人互にささやきあいたる後こなたに向いて旅の人はいり給え一夜のお宿はかし申すべけれども参らすべきものとてはなしという...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...三の小娘来りて洗足を参らすべきまでもなし...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...一生のうちよほど体を参らすらしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...全く以(もっ)て参らすまじとて過ぎにけり...
柳田国男 「山の人生」
...身に代へて斬らせ参らする事あらじと云ふうちに...
夢野久作 「白くれない」
...いのちを一つと誓い参らす臣等として...
吉川英治 「上杉謙信」
...面を冒しても諫言(かんげん)をすすめ参らすは...
吉川英治 「黒田如水」
...獄中へお介添(かいぞ)えの女房を移し参らす儀はかまいない...
吉川英治 「私本太平記」
...参らする」又右衛門は...
吉川英治 「新書太閤記」
...くれぐれもたのみ参らすぞ」「……身にかえましても」藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...侍分(さむらいぶん)にはわけても恃(たの)み参らすぞよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...本能寺にみまかられた御方に従い参らすつもりで...
吉川英治 「新書太閤記」
...たのみ参らすぞ――と心に念じて...
吉川英治 「親鸞」
...おいのちを縮め参らすか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...くれぐれも頼み参らすぞ」「心得て候」金王は...
吉川英治 「源頼朝」
...神仏の御加護をたのみ参らすばかり……急いでくれよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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