...優しい威厳(いげん)に充ち満ちた上宮太子(じょうぐうたいし)などの兄弟です...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...みだりに花の名を記したりする事は厳に慎しみ...
太宰治 「芸術ぎらい」
...厳かにして親しみのある作品といふ感じである...
種田山頭火 「行乞記」
...何となればそのためには同一の条件の下に同一ならざる結果が起こるということを証明せねばならぬのであるが恰も吾々は条件を厳密に残りなく見渡すことはすでに述べた如く不可能であるから...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...併し厳密に云えば...
戸坂潤 「辞典」
...寄付行為東大法学部教授末延三次氏は厳父の遺言で遺産の内から百万円だけを区別して...
戸坂潤 「社会時評」
...ついに当人は厳かに自分の罪を自覚するにいたったのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...前者は厳しいヒエラルキー(天皇...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...その森厳な古い町は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...新築して間もない厳丈な市(シティ)刑務所へこれを留置した...
牧逸馬 「双面獣」
...「……もしや?」父の家厳(いえとし)を初め...
吉川英治 「剣の四君子」
...杉戸から一歩もはいってはならぬと厳命してあるので...
吉川英治 「新書太閤記」
...国境のかためを厳にし...
吉川英治 「新書太閤記」
...咳声(しわぶき)もない厳粛(げんしゅく)なうちを...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「華厳(けごん)を研究して...
吉川英治 「親鸞」
...穢土(えど)の闇と浄界の闇とを厳(いか)めしく境しているのだった...
吉川英治 「親鸞」
...檻(おり)となっていた厳重な厚板が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...五広厳寺の和尚は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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