...遂に南都北嶺の緇衣軍に投じて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼が朝家に処し、平氏に処し、諸国の豪族に処し、南都北嶺に処し、守護地頭の設置に処し、鎌倉幕府の建設に処するを見る、飽く迄も打算的に飽く迄も組織的に、天下の事を断ずる、誠に快刀を以て乱麻をたつの概ありしものの如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...この寺の院主観覚得業(かんがくとくごう)という人は延暦寺に学んだ者であるが、そこでは望みが遂げ難いと思って、南都に移って、法相(ほっそう)を学んで卒業した...
中里介山 「法然行伝」
...(編者・吉本明光)わが母 永田トワ子安政五年三月六日生昭和二十年四月十九日死(見性院唯室貞心大姉)山梨県南都留郡中野村平野...
三浦環 「お蝶夫人」
...弱って南都に下る途上...
南方熊楠 「十二支考」
...甲斐南都留郡秋山村字安寺沢下野那須郡須賀川村大字南方字阿寺武蔵入間(いるま)郡東吾野(ひがしあがの)村大字長沢字阿寺及び氷川西原の阿寺沢等を検するのに...
柳田國男 「地名の研究」
......
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...わけて知職人の多い南都は時風(じふう)も烈しい...
吉川英治 「私本太平記」
...南都に遊び洛内に住(じゅう)し...
吉川英治 「私本太平記」
...南都東南院の法務聖尋(しょうじん)の許へ...
吉川英治 「私本太平記」
...南都の覚運僧都(そうず)などへも...
吉川英治 「親鸞」
...南都の反念仏宗(はんねんぶつしゅう)のものが...
吉川英治 「親鸞」
...南都の大衆などは...
吉川英治 「親鸞」
...南都の坊さまたちじゃ」「これ……...
吉川英治 「親鸞」
...――仙洞御所の逆鱗(げきりん)!南都...
吉川英治 「親鸞」
...そうした中でも、去年(こぞ)の暮、南都の大衆に、不穏(ふおん)のきざしありとかで、清盛入道は、重衡朝臣(しげひらあそん)をして三万余騎をさしむけ、またたくまに奈良の東大寺、興福寺をはじめ、伽藍(がらん)堂塔(どうとう)を焼きはらい、大乗小乗の聖教やら、国内第一の大仏秘仏など悉(ことごと)く灰燼(かいじん)にしたばかりか、手抗(てむか)う僧兵一万余を斬り殺し焼き殺したという――あの事件の時ばかりは、さすがに心なき人々までも、「南無――」と、思わず唱えて、その数日は、朝夕の飯も不味(まず)い思いがするなどと語り合っていたことだった...
吉川英治 「源頼朝」
...白鳳天平時代の仏教思想については南都六宗における熱烈なる学問的研究を理解するを要する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...数世紀の間人心を支配した南都北嶺の教権は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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