...御勝手方(おかってがた)の上木(かみき)九郎右衛門――この三人の役人だけは思わず...
芥川龍之介 「煙管」
...「御勝手方は、何処だ...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...「それから――お由羅方の毒手を監視のため、典医、近侍、勝手方、雇女を見張る役が要るし、同志があれば此上とも加えること、斉彬公へ、一応、陰謀の話を進言すること、要路、上司へ、場合によっては、訴え出る用意をすべきこと――」と、名越が、書きながら、話していた時、下の往来の泥濘(ぬかるみ)路に、踏み乱れた足音がして「名越殿」と、叫ぶ者があった...
直木三十五 「南国太平記」
...御勝手方御調べのため...
直木三十五 「南国太平記」
...一方が庖厨(ほうちゅう)にいて神妙に勝手方をつとめているところを見れば――位取りの差はおのずから明らかであって...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐渡守はお勝手方の月番じゃなかったはずだが」「へえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...勘定所からは勝手方勘定吟味役(かってがたかんじょうぎんみやく)が二人つきそって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...御勝手方の義御心配無之ては不相叶候得共...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...百姓・町人より年貢(ねんぐ)・運上(うんじょう)を出(い)だして政府の勝手方を賄(まかな)わんと...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...御勝手方中野村引払...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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