...身を動かす事も出来なかつた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...なくてはならない兵力を実際に動かすのはこの隊付将校たちで...
高見順 「いやな感じ」
...時勢を動かすに最も大なる力である漠然たる「時代」の空気とその動揺とを感知し...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...これから進んで実際の家を振動台の上で揺り動かす大規模の実験を企てその準備にかかろうという際に病のために倒れたのである...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...こだわりのない叙述の奥に隠れた純真なものがあらゆる批判や估価(こか)を超越して直接に人を動かすのではないかと思う...
寺田寅彦 「備忘録」
...動かすことが出来ぬ...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...だが之を動かす技術が...
戸坂潤 「技術の哲学」
...彼女が演じてる脚本以上に人の心を動かすものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...惰性その物も牢(ろう)として動かすべからず抜くべからざる傾向を生ずるにきまっている...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...最も貴ぶべき青年時代の理想世界を動かすものは思想である...
新渡戸稲造 「自警録」
...部屋一ぱいに氷かビードロをはりつめたようで手を動かすことも...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...隣の部屋でせつせと針を動かす二人の若い女の幸福な姿をそつと指でさすのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ときどき身体を動かすと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ついに干戈(かんか)を動かすにいたり...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...唇を開くことも手足(てあし)を動かすことも同樣に不可能だつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...いつの間にか体をリズミカルに動かすことを覚えていていかにも七歳の娘の子で面白い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いかなる情熱もこれを動かすことなきを指して言うなり(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この口調の中には動かす事の出来ない信念が籠もっていた...
夢野久作 「暗黒公使」
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