...しかし彼の一生はいつも我々を動かすであらう...
芥川龍之介 「続西方の人」
...細い真鍮の火箸を動かす...
石川啄木 「菊池君」
...妙な手付をして、腰を振り、足を動かす...
石川啄木 「赤痢」
...予が口を動かすと...
伊藤左千夫 「河口湖」
...俺の脳髄が俺の手足を動かすものだとばかり思っていたが...
大杉栄 「鎖工場」
...動かす可からざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...これから事実の上に立って俺が調べてやるのだ! 身体を動かすな!」繰り返して言う...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...腎臓病に体を動かすことは実は禁物な筈(はず)であるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...俺の根が君を動かす水の流れの岸をば崩れぬ様に固めたり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...寸毫も身を動かすこと能はずして盤中に横り...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...終に埃及に於ける英國の保護權を確保して最早動かすべからざるものならしめたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今のはかけ出しのわれわれを動かすだけの味は十分です...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういう場合には高い波が来て舟を揺り動かすので...
夏目漱石 「道草」
...自分かってに動かすことは...
蜷川新 「天皇」
...人を動かす作品の力がただ写実では足りなく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...時の政府を動かすことに夢中になる以上に...
横光利一 「比叡」
...顎(あご)を動かすのをやめる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...動かす事を延ばさぬかと言うて呉れたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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