...なおいっそう動かすことのできないものになった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...飛行島を動かすエンジンなどの諸機械にくわしいところを見こまれたからであるが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...身体を動かす度に...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...動かす可からざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...一度死に臨んだ自分のかく世に生きてあることの上に格別の深い感情を動かすのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...胸は嘔氣を催ほして少しでも頭を動かすことが出來ぬ...
近松秋江 「湖光島影」
...鐘をゆり動かす仕掛けを見せてくれる...
寺田寅彦 「先生への通信」
...それは悲惨の感じを強く動かすにはあまりにほんとうの石になり過ぎているように思われた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...」ライダーは乾ききった唇の上で舌を動かす...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...ヘルバルト――第一種類の一例――によれば吾々は眼又は指を動かすことによって一つの続起する表象の系列を得る...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...「おい爺さんそれぢや餘ンまりはねるぞ」「へえ/\」と爺さんは少し分銅を動かす...
長塚節 「教師」
...しかしあの中に現代精神すなわち種々な点において吾人を動かす自然派のような所はいくらでもあります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...「身體を動かすと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さらに動かすべからざる決定を与えたものだ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...彼を動かすものは何物だろう...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...動かせば動かすほど霊魂をおさえつけることになるだろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他人の僅かな力ではそれを動かすことはできない...
山本周五郎 「新潮記」
...弟は兄の心事の動かすべからざることを了解している...
山本周五郎 「新潮記」
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