...ゾシマは「白状するのがほんとうだ」と勇気づける...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「しっかりしろ」と勇気づけるために...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...二つの獲物は私を非常に勇気づけた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...こゝに一つの想像が河内介を勇気づけてくれたと云うのは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自分に勇気づけていた...
徳永直 「白い道」
...そしてニュシンゲン夫人は微笑でウージェーヌを勇気づけてくれた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...良心と信仰が彼を勇気づけていた...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...研究者たちを勇気づけ...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...警部補が勇気づけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...汚染されたのはホンの表面丈に過ぎないと云う新らしい発見が私教員を何よりも強く勇気づけた...
松永延造 「職工と微笑」
...そして此の事が私を勇気づける唯一の力となるに相違ない...
松永延造 「職工と微笑」
...その親がどのように自分たちの世代を熱心に善意をもって生きて、その子らのためにどんなより美しい、よりすこやかな社会の可能をひらいてやろうとして精励したか、我が家一つの狭い利己的な封鎖的な安泰の希願からどんなに広い、社会や、世界の生活への理解と、その中で自分の存在について、つつましいながら、確信をもって生きられるように次の世代を愛しはぐくみ、勇気づけ、より多くの叡智をつたえて行ったか、そのことでこそ世代の意義がはかれる...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...私はたいへんよろこび、勇気づけられ、なるべく深く読みこもうと努力しました...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...私などそれから無限の教訓と勇気づけとを受けとることができるが...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...勇気づけられている歩きぶりであった...
夢野久作 「戦場」
...あの人は僕らを無言の中に勇気づけてくれている日本の伝統まで認めようとしないんだから...
横光利一 「旅愁」
...周瑜五万の先陣は、大江をさかのぼり、陸路(くがじ)を駈け、水陸一手となって、曹軍を突き破って参りますから」と、勇気づけた...
吉川英治 「三国志」
...ぼくは勇気づけられた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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