...筆算式代数学の創案をはじめとし...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...兇賊ファントマの世にも驚くべき創案だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...The Vanishing of Vaudrey(邦訳「新青年」昭和八年五月号「アーサー卿の失踪」)この作ではちょっとほかに例のない奇抜なトリックが創案されている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ちょっと常人には想像もつかないような動機を創案した作者も少なくない...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...美味の膳部の多くは彼らの創案したものである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...すべてここの田島場長の創案らしい...
太宰治 「パンドラの匣」
...恰も悟性乃至理性自身の自由=自律の内に求めることを創案する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...円本時代というのは改造社の創案で日本の出版界に大洪水を起さしめたものである...
中里介山 「生前身後の事」
...松島湾の月ノ浦に碇泊しているところの駒井甚三郎創案建造の蒸気船...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういう雪上プラウとでも称すべき器械の創案と...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...新しい器械の創案という問題がある...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...してみると私たちのなかまのたれかが創案(そうあん)したのだが...
新美南吉 「花をうめる」
...全く蕪村の新しい創案である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...彼女の創案になる「オルガン遊び」で...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...私は先生が一人で創案し講釈することを欲しません...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恐らくモンテーニュがペルシウスの句に唆かされて創案した彼独特の表現であろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...芹沢介君から装幀の創案を受けた...
柳宗悦 「民藝四十年」
...江戸“いろは”四十八組の創案は――このときからといわれている...
吉川英治 「大岡越前」
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