...しかし五円だけ割愛(かつあひ)することには...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...残念ながら割愛して他日の機会に譲るが...
辻潤 「ふもれすく」
...実在の三次元の空間の一次元を割愛してただ二次元の断面に限定する代わりに...
寺田寅彦 「映画時代」
...「れ・ろまねすく」「世界の花嫁」まで見て割愛(かつあい)して帰って来た...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...割愛されねばならぬ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...必らず伯の為に多くの頁数を割愛せねばならぬと考へる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(編注 本集では割愛した)此の集の編纂に就いて水巴子の労を執られたことの多大なるは余の深く感謝する所である...
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...結局沢山出さなければならないやうに思はれるから茲には割愛しなければならぬが...
中原中也 「詩集 浚渫船」
...たゞ数篇を割愛したが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...ことごとく本記に割愛(かつあい)し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...三の作はこの集では割愛することにした...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...黄金五枚千五百疋でこれを割愛した...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...原本の後半をすこしのこして「物理の発達」という章を割愛されたというのは...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...彼は蘭軒の手定本であつたために割愛するに忍びなかつたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...余り話が長くなりそうだからここには割愛する...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...それで千山の奇勝の一つである五仏頂に明日登る事を割愛した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...先づ/\先きの芋汁を樂しみに餅だけは割愛する事にして橋にかゝつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...だからその時は薬師寺も唐招提寺も法隆寺もすべて割愛して...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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