...とても短い時間で写せそうもないので割愛して進んだ...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...実在の三次元の空間の一次元を割愛してただ二次元の断面に限定する代わりに...
寺田寅彦 「映画時代」
...樹木のほうは割愛しても...
寺田寅彦 「芝刈り」
...そのうちの一つだけにして他は割愛して...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...他の同種の病院に割愛したとの便りに接した...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...(編注 本集では割愛した)此の集の編纂に就いて水巴子の労を執られたことの多大なるは余の深く感謝する所である...
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...割愛しましょう」野山の花が名門の苑(その)に移し植えられたからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...随分必要品さえ割愛したのだが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...行手を急いでたので割愛した...
野上豐一郎 「ウォリクの城」
...ことごとく本記に割愛(かつあい)し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...このことの立入つた論述はここでは割愛せねばならぬが...
波多野精一 「時と永遠」
...掉尾(とうび)の大功を惜しげもなく割愛して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これくらいで割愛するのも...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...原本の後半をすこしのこして「物理の発達」という章を割愛されたというのは...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...これはさしあたり割愛する...
三好十郎 「肌の匂い」
...割愛自今付与子...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それをしも割愛(かつあい)して贈ったのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...だからその時は薬師寺も唐招提寺も法隆寺もすべて割愛して...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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