...しかもそのうちの一インチをも想像は他に割愛できないのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...実在の三次元の空間の一次元を割愛してただ二次元の断面に限定する代わりに...
寺田寅彦 「映画時代」
...そこまでで残念ながら割愛して帰って来たのであった...
寺田寅彦 「空想日録」
...遊覧船は寒そうだから割愛することにした...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...「れ・ろまねすく」「世界の花嫁」まで見て割愛(かつあい)して帰って来た...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...割愛されねばならぬ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...必らず伯の爲に多くの頁數を割愛せねばならぬと考へる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...割愛しましょう」野山の花が名門の苑(その)に移し植えられたからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...結局沢山出さなければならないやうに思はれるから茲には割愛しなければならぬが...
中原中也 「詩集 浚渫船」
...行手を急いでたので割愛した...
野上豐一郎 「ウォリクの城」
...この對象の立入つた考察はもとよりここでは割愛されねばならぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...「割愛せざるを得なかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...突然の不都合で蛇使いの場面は割愛しますと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...彼は蘭軒の手定本であつたために割愛するに忍びなかつたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それで千山の奇勝の一つである五仏頂に明日登る事を割愛した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...猶鎌田氏の忠告に従つて割愛した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...先づ/\先きの芋汁を樂しみに餅だけは割愛する事にして橋にかゝつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...だからその時は薬師寺も唐招提寺も法隆寺もすべて割愛して...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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