...清軍派は皇道派が青年将校の下剋上を利用していると見ているわけだ」俺は何も国体原理派じゃないと言って...
高見順 「いやな感じ」
...三日、癸未、晴、寅剋御不例御減、御夢想の告厳重と云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...酉剋に至つて和田四郎左衙門尉義直さまが討死をなされ...
太宰治 「右大臣実朝」
...七日、壬寅、晴、寅剋大地震...
太宰治 「右大臣実朝」
...十一日、戊子、晴、申剋、鶴岳八幡宮の別当三位僧都定暁、腫物を煩ひて入滅す...
太宰治 「右大臣実朝」
...狂わんばかりの憤りと嫉妬と愛と憎悪との相剋(そうこく)に堪(た)えやらずして...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...上下左右新旧の摩擦相剋は相当深酷らしく考へられる...
種田山頭火 「其中日記」
...天智(てんじ)天皇のみ代だけについて見ても「是(この)歳(とし)水(みず)碓(うす)を造り而(て)冶(かね)※(わかす)」とか「始(はじめ)て漏剋(ろうこく)を用う」とか貯水池を築いて「水城(みずき)」と名づけたとか...
寺田寅彦 「自由画稿」
...厳酷な自然の相剋をしのばせる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...相剋は有った方がよいのである...
三好十郎 「俳優への手紙」
...なんらの対立も分化も相剋(そうこく)も抗争もなく...
矢部貞治 「政治学入門」
...正成が寸功を剋(か)ち得たなら...
吉川英治 「私本太平記」
...ここで楠木討伐に剋(か)てば...
吉川英治 「私本太平記」
...一面には直義との相剋(そうこく)を抱え...
吉川英治 「私本太平記」
...下剋上(げこくじょう)があらわれる...
吉川英治 「新書太閤記」
...相剋(そうこく)...
吉川英治 「随筆 新平家」
...彼の血みどろな解脱のすがたが――己れに剋(か)って来た足蹟(そくせき)が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...人間の中の種々(さまざま)な善業悪業が相剋(そうこく)し合う...
吉川英治 「宮本武蔵」
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