...忽(たちま)ち両側へ分かれるように...
芥川龍之介 「トロッコ」
...氣は陰陽に分かれる...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...毒水を被つたのと被らないのとは其處で分かれる...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...それが研究する目的すなわち事実の差異によってのみ分かれるのである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...この律動的編成の巧拙の分かれるところがどこにあるかと考えてみると...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...事実はこれに反して画然たる数個の段階に分かれるのである...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...その時修道女らは二列に分かれる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...活動する機関としての可死的なものとの二つに分かれる...
中井正一 「美学入門」
...「意」と分かれるのである...
中井正一 「美学入門」
...確かめなかったかによって分かれるのです...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...相分かれるものと相通ずるものとの二つの面を有する...
波多野精一 「時と永遠」
...平和であるかに分かれるんだ」小倉は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...二叉になつて分かれる道を北側にとる...
堀辰雄 「春日遲々」
...明や菜穂子たちが夏を過しに来た別荘地へと分かれるのだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...それが開裂(かいれつ)するとまったく三つの殻片(かくへん)に分かれる...
牧野富太郎 「植物知識」
...これを離(はな)せば個々に分かれる...
牧野富太郎 「植物知識」
...有名な某峠を越してK港へ行く道との分かれるところだ...
水野葉舟 「帰途」
...だいたい三つに分かれるのです...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
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