...やがて枯れ凋(しぼ)んでしまふ...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...凋びた草木の色褪せた匂いとが...
豊島与志雄 「真夏の幻影」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...花が開いても凋落の尋で來ることを思うて之を見るに忍びません...
長塚節 「教師」
...後ではいつも少し凋(しお)れて『しかしあなたの帰り...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...段々御やつれなされてと常にも似ず凋(しほ)るゝに...
長谷川時雨 「うづみ火」
...今は凋(しぼ)み果てたれど...
林芙美子 「浮雲」
...*130すべての物が時と共に凋落(ちょうらく)する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...頭(かしら)の家は大屋さんで御座りますからとて凋(しほ)れるをすかして...
樋口一葉 「たけくらべ」
...蓋し凋落の秋の心持を「泡盛草」に借りて表現するものであらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...これから伸びゆく人々に人生にも凋落期のあることなどを教へるには当るまい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...すつかり霜で凋(しぼ)んで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...円本流行の凋落に近づいた例証の一つ...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...わたしは全(まる)で出ない乳房のように凋(しぼ)んだ乳首を...
室生犀星 「童子」
...幸(さいわい)に凋(しお)れなかった木である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...凋むは枯れ萎むこと...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...枯れ凋んだサフランや...
横光利一 「上海」
...詰らない生活に凋んでしまはない...
吉川英治 「折々の記」
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