...国勢をして日に月に凋衰(ちょうすい)せしむるの虞(おそれ)あるのであります...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...夏の間は茂っていた木の葉もやがてはこの風によって凋落(ちょうらく)する...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...この為めに凋落し尽すという恨はあるが...
田山花袋 「新茶のかおり」
...ただ自然に凋落(ちょうらく)しかかった過去の音楽に...
夏目漱石 「行人」
...その花はまた規則正しく凋(しお)れる頃(ころ)になると活け更(か)えられるのです...
夏目漱石 「こころ」
...近代に至って悲しむべき凋落の悲運に会した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...凋落せざるを得ないというのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...所々に凋れた草花などが押されて居た...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...ゆき子の肉体は何となく凋落(てうらく)のきざしをみせてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...町の木々が秋をも待たずに凋れかけ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...あれらの花が凋まぬ間にあの壺をあけて...
牧野信一 「山彦の街」
...色が褪(さ)めて凋(しぼ)んだやうになつて見える造花(つくりはな)の花籠(はなかご)とが乗りかツてゐた...
三島霜川 「平民の娘」
...少数人の懐が肥ゆるほど村落は日に凋落し行くこそ無残なれ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...山毛欅の林 楢の林 白樺の林 ひと年私は山に住ひ 彼らの春の粧ひと彼らの秋の凋落を見た けれども彼らの裸の姿 雪の上のたたずまひこそわけても私の心にしみる 何故だらう そのことわけを問ひながら今日もまた林に憩ふ やうやく私のものとなつた この手足この老年が珍らしく...
三好達治 「空林」
...まして私のように出家までもする凋落(ちょうらく)に傾いた者の子の配偶者はむずかしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そろそろ凋落に向いつつある状態を示しているのでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...然後知二松栢之後一レ凋...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...今日は山羊も凋(しお)れて悲しげである...
横光利一 「夜の靴」
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