...すこぶる上気(のぼ)せ性の癖(くせ)にまたすこぶる冷え性で盛夏(せいか)といえどもかつて肌に汗(あせ)を知らず足は氷のようにつめたく四季を通じて厚い綿(ふきわた)の這入(はい)った羽二重(はぶたえ)もしくは縮緬(ちりめん)の小袖(こそで)を寝間着に用い裾(すそ)を長く曳いたまま着て両足を十分に包んで寝(い)ねそれで少しも寝姿が乱れなかった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...余り縫い物に熱中し過ぎたせいか知らん? それに元来が冷え性なので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...全く自分の冷え性から起ったことなのであった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...余り縫ひ物に熱中し過ぎたせゐか知らん? それに元来が冷え性なので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...全く自分の冷え性から起つたことなのであつた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...「私冷え性なものですから...
徳田秋声 「足迹」
...お作は冷え性の女であった...
徳田秋声 「新世帯」
...「冷え性ですから...
徳田秋声 「黴」
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