...反つて辻冠者(つじくわんじや)ばらでも駆り集めて...
芥川龍之介 「地獄変」
...所收――「猿面冠者」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新ハムレツト」このたびの選集には...
太宰治 「『猿面冠者』あとがき」
...小冠者といっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...太郎冠者(たろうかじゃ)がどうのこうのと長い評議の末...
夏目漱石 「思い出す事など」
...益田太郎冠者の「ドッチャダンネ」「唖の旅行」系列のボードビルめいた喜劇があり...
正岡容 「大正東京錦絵」
...また太郎冠者作の喜劇に洋服姿を余儀なくされた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...そのうちに、小冠者も、空馬を拾った...
吉川英治 「私本太平記」
...勝三郎は太郎冠者(たろうかじゃ)よな」「さん候」「では...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ年ばえも未熟な小冠者(こかんじゃ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...この小冠者(こかんじゃ)を大将にかついでも...
吉川英治 「親鸞」
...その小冠者を、どうせいと、おさしずでござりましたやら」「ええい、やくたいもない耄碌(もうろく)をば...
吉川英治 「平の将門」
...八の小冠者である...
吉川英治 「平の将門」
...小冠者は細心に、主君の肌へ火を点じていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「冠者となられたお祝に参らせる」と...
吉川英治 「源頼朝」
...毛利冠者頼隆が先に...
吉川英治 「源頼朝」
...木曾冠者(きそかんじゃ)一さっき関所茶屋から程遠からぬ場所で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...冠者(かんじゃ)五...
和辻哲郎 「孔子」
...が、それにもかかわらず、「朋友には信ぜられ、少者には懐(なつか)しまれん」という孔子の語と、「冠者五、六人、童子六、七人」という曾皙の語との間には、何らかのつながりが感ぜられる...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索