...辻冠者(つじかんじゃ)ばらと刃傷(にんじょう)を致しました時...
芥川龍之介 「邪宗門」
...甲州の逸見冠者十七代の後胤(こういん)というところから甲斐源氏を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...小冠者といっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...今のあの小冠者のタンカがおかしかったり...
中里介山 「大菩薩峠」
...太郎冠者みたいな衣裳の熱いの何の...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...でも覆面冠者先生が元気でA首将と共に励まれてゐるので...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...およぐ時よるべなきさまの蛙かな命婦より牡丹餅たばす彼岸かな更衣(ころもがへ)母なん藤原氏なりけり真しらけのよね一升や鮓のめしおろしおく笈(おひ)になゐふる夏野かな夕顔や黄に咲いたるもあるべかり夜を寒み小冠者臥したり北枕高燈籠(たかどうろ)消えなんとするあまたゝび渡り鳥雲のはたての錦かな大高に君しろしめせ今年米蕪村の用いたる古語には藤原時代のもあらん...
正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...新蔵の太郎冠者以下...
三木竹二 「両座の「山門」評」
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三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...拳(こぶし)に鷹をすえた小冠者も控えていた...
吉川英治 「私本太平記」
...程の知れた小冠者...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝三郎は太郎冠者(たろうかじゃ)よな」「さん候」「では...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ十六歳の小冠者(こかんじゃ)が...
吉川英治 「親鸞」
...蒲冠者範頼の攻め口だったが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...八の小冠者である...
吉川英治 「平の将門」
...(――お熱くはないのかしら)と疑うように、小冠者はそっと、主君の肩ごしにその顔をのぞいてみた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...――佐々木家の冠者輩(かじゃばら)といい...
吉川英治 「源頼朝」
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