...彼女の装いはとても典雅だった...
...この部屋は典雅な雰囲気が漂っている...
...あのレストランは典雅な雰囲気があり、高級感がある...
...彼の言葉使いはいつも典雅で、聞いていて気持ちがよい...
...典雅な曲調のクラシック音楽が好きだ...
...彼の考えではこの回転方向の方が典雅であり神性にふさわしいものと思われたためであった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...手が小さくて繊美で典雅であり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...袴はあらゆる点で、典雅で、また身につけやすい衣類である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...不起訴ということになって、やがて出牢できたけれども、男は、そのときの検事の笑いを思うと、五年のちの今日(こんにち)でさえ、いても立っても居られません、と、やはり典雅に、なげいて見せた...
太宰治 「あさましきもの」
...忘れず胸にひめていた典雅な少女と...
太宰治 「デカダン抗議」
...卵に目鼻というような典雅な容貌(ようぼう)の持主である...
太宰治 「パンドラの匣」
...人に与うる私の全体の印象が沈欝であって――質素(じみ)で燻(くす)んで言葉が流暢(りゅうちょう)でなく……つまり一口に言って瀟洒(シック)とか典雅とか俊敏(スマート)とか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...田舎者(いなかもの)の自分の目には先生の家庭がずいぶん端正で典雅なもののように思われた...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...以前(いぜん)のやうな荘重典雅(そうてうてんが)の風貌(ふうぼう)がなくなつて...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...仏蘭西(フランス)現代の詩壇に最も幽暗典雅の風格を示す彼(か)の「夢と影との詩人」アンリイ・ド・レニエエは...
永井荷風 「霊廟」
...そして前者の詩材は、主に神学、宗教、哲学に関する超現世的瞑想(めいそう)風のもので、その情操は、やはり荘厳、雄大、典雅、荘重の形式ぶった貴族趣味を高調した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...荘重典雅な皇居の中で...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...典雅な会話と、洗練された社交的な身振りが、花のように揺れていた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...優美(いうび)、典雅(てんが)、勇侠(ゆうけふ)、魅力を理論的には尊敬し、讃美してはゐたが、假りにこれ等が男性の姿をとつて、私の眼前に現はれたならば、私は本能的にそれ等のものが私の中の何とも共鳴せず、また共鳴させられないことを悟り、ちやうど人が、火や稻妻(いなづま)や又は美しいが何となく蟲のすかないものを避ける樣に避けて了つたのだらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...プルタルコスはものしずかな・典雅な社会にもかなうような・プラトン流の意見をもっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...素人目にも荘重典雅...
山本笑月 「明治世相百話」
...紳士淑女がなに一つ非の打ち所のない典雅さでフォークを使っている真最中に於てでも...
横光利一 「欧洲紀行」
...蘆屋(あしや)のような典雅(てんが)な地紋などありませぬが...
吉川英治 「新書太閤記」
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