...彼女の装いはとても典雅だった...
...この部屋は典雅な雰囲気が漂っている...
...あのレストランは典雅な雰囲気があり、高級感がある...
...彼の言葉使いはいつも典雅で、聞いていて気持ちがよい...
...典雅な曲調のクラシック音楽が好きだ...
...典雅なうちに沈んだ光沢があり...
上村松園 「無表情の表情」
...外面の瀟洒と典雅だけを現世の唯一の「いのち」として...
太宰治 「おしゃれ童子」
...蔓バラを典雅に絡(から)み合せた特徴ある図案は...
太宰治 「皮膚と心」
...自分のからだをこれだけ典雅(グレースフル)に取り扱われようと思われない...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...典雅といえば皆スカンディナヴィアふうかカレドニアふうかであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余の貧しき詞藻(しそう)は幽婉典雅等...
永井荷風 「江戸芸術論」
...仏蘭西(フランス)現代の詩壇に最も幽暗典雅の風格を示す彼(か)の「夢と影との詩人」アンリイ・ド・レニエエは...
永井荷風 「霊廟」
...前者のそれに味はれるものは美しさと典雅さと懷しい情緒(ペイソス)の魅力である...
南部修太郎 「氣質と文章」
...我が特有の傳説の上に基を置いた神祕と崇高と典雅との結晶であり...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...その典雅の度を減じて通俗になり...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...典雅なようすをしたこの時計台こそもっともふさわしい場所だと思われぬでもない...
久生十蘭 「魔都」
...それと同時に此等の宮臣は典雅上品であつた...
平林初之輔 「文学方法論」
...立法者にして殊更に文章の荘重典雅を衒(てら)わんがために...
穂積陳重 「法窓夜話」
...模造の石炭の入っている典雅な壁煖炉(カミン)の前には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...フランスのクラッシク文學をまねた典雅な擬古典主義文學が隆盛で...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...ほとんど古めかしい位に典雅な線を持つた女だが...
三好十郎 「肌の匂い」
...典雅な筆つきと見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...当夜の華燭(かしょく)から七日七夜にもわたる招宴や賀車(がしゃ)の往来の生きた絵巻を繰るにも勝(まさ)る典雅婉麗(てんがえんれい)な盛事(せいじ)は...
吉川英治 「親鸞」
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