...彼女の装いはとても典雅だった...
...この部屋は典雅な雰囲気が漂っている...
...あのレストランは典雅な雰囲気があり、高級感がある...
...彼の言葉使いはいつも典雅で、聞いていて気持ちがよい...
...典雅な曲調のクラシック音楽が好きだ...
...彼の考えではこの回転方向の方が典雅であり神性にふさわしいものと思われたためであった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それ等の意匠の典雅と美麗とは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今ははや悲しきほどに典雅(てんが)なる荒野(あれの)をわれは横ぎりぬ...
伊東静雄 「詩集夏花」
...その云いまわしは典雅荘重をきわめていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...「瀟洒(しょうしゃ)、典雅...
太宰治 「おしゃれ童子」
...兵卒どもはその品の高尚典雅に嘆息をもらしたと聖書に録されてあったけれども...
太宰治 「小志」
...田舎者(いなかもの)の自分の目には先生の家庭がずいぶん端正で典雅なもののように思われた...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...自分のからだをこれだけ典雅(グレースフル)に取り扱われようと思われない...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...敏捷(びんしょう)で典雅な挙止を示すと同時に...
寺田寅彦 「備忘録」
...」夫人の頬は、新鮮な果物のように、艶々(つやつや)しく、黄金(きん)色の生毛(うぶげ)が、微かに光っているし、その腰は、典雅な線で、その豊満さを現しているし、それから、その下肢は、張切って、滑かだった...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...其の西洋文學も十七世紀の貴族的な端麗典雅なものではない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...一種の感情家のいわんが如くに、日本は挙げて一個の美術国たるべく、吾人は国民をして、この国土の如くに美しからしむべく、吾人は、吾人の運命をして、世界他邦の玩具ならしむべきものならんには、吾人は我が子孫を教育するに、祖先の厳正なる性格に則(のっと)らずして、典雅魂を奪い、麗美心を蕩(とろか)すべきの法を以てし、かくのごとくして、吾人をして、今や衰境に陥(おちい)れるラテン民族の如くに美しからしむるを可なりとせん...
新渡戸稲造 「我が教育の欠陥」
...古典派の尊ぶものは、莊重、典雅、明晰、均齊、端正等の美であるのに、すべて此等は自由詩の缺くところである...
萩原朔太郎 「青猫」
...典雅なようすをしたこの時計台こそもっともふさわしい場所だと思われぬでもない...
久生十蘭 「魔都」
...この叙景は非常に典雅で而も健やかで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...官女のやうに典雅な「三椏」も...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...素人目にも荘重典雅...
山本笑月 「明治世相百話」
...声をひそめて浮き上った彼女の典雅な支那沓(ぐつ)が...
横光利一 「上海」
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