...彼女の装いはとても典雅だった...
...この部屋は典雅な雰囲気が漂っている...
...あのレストランは典雅な雰囲気があり、高級感がある...
...彼の言葉使いはいつも典雅で、聞いていて気持ちがよい...
...典雅な曲調のクラシック音楽が好きだ...
...袴はあらゆる点で、典雅で、また身につけやすい衣類である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一般的な文化と典雅の気分が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鷹揚(おうよう)で典雅で上品で...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そしてすべての挙動にどことなく典雅のふうがある...
寺田寅彦 「子猫」
...田舎者(いなかもの)の自分の目には先生の家庭がずいぶん端正で典雅なもののように思われた...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...古典派の尊ぶものは、莊重、典雅、明晰、均齊、端正等の美であるのに、すべて此等は自由詩の缺くところである...
萩原朔太郎 「青猫」
...この劇詩や詩劇やが、普通の科白劇とちがうところは、後者が「知性の意味」を主とし、人生のレアールな真相を表現しようと欲するのに、前者は「感情の意味」を主として、神秘、荘厳、優艶(ゆうえん)、典雅等の、情的な意味や気分を出そうとする...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そして前者の詩材は、主に神学、宗教、哲学に関する超現世的瞑想(めいそう)風のもので、その情操は、やはり荘厳、雄大、典雅、荘重の形式ぶった貴族趣味を高調した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そしてこの叙事詩的(エピカル)の精神は、彼の貴族的なる権力感情の発翔(はっしょう)から、形式に於てどっしりしたもの、荘重典雅のもの、ストア的に厳格のもの、韻律の規則正しく、骨組のがっしりしたものを欲求することからして、必然にこの結婚が生れるのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...典雅を排して直情の流露を悦ぶ所の...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...だから君の憧憬は、あらゆる場合に於て文明的なもの、優美なもの、禮節あるもの、典雅なもの、文明紳士的なものに向つて居た...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...似るものもなく典雅玲瓏(てんがれいろう)として見受けられた...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...我が特有の傳説の上に基を置いた神祕と崇高と典雅との結晶であり...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...挙止の美しさということを知っている典雅な紳士である」遺憾ながら...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...立法者にして殊更に文章の荘重典雅を衒(てら)わんがために...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もっと典雅な名にしたければ白雪ユリといっても悪くはあるまい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「Compliment(お辞儀!)Moulinet des dames(御婦人の旋舞(ムリネエ)を!)Tour de main(手をうまくこなして!)」――彼がいかに典雅な調子で de の黙音 e をのみ込んでしまうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...優婉典雅にあらはされてゐるが...
吉川英治 「折々の記」
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