...彼女の装いはとても典雅だった...
...この部屋は典雅な雰囲気が漂っている...
...あのレストランは典雅な雰囲気があり、高級感がある...
...彼の言葉使いはいつも典雅で、聞いていて気持ちがよい...
...典雅な曲調のクラシック音楽が好きだ...
...この米国人は「これ等の人々の態度と典雅とは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その云いまわしは典雅荘重をきわめていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...不起訴ということになって、やがて出牢できたけれども、男は、そのときの検事の笑いを思うと、五年のちの今日(こんにち)でさえ、いても立っても居られません、と、やはり典雅に、なげいて見せた...
太宰治 「あさましきもの」
...卵に目鼻というような典雅な容貌(ようぼう)の持主である...
太宰治 「パンドラの匣」
...蔓バラを典雅に絡(から)み合せた特徴ある図案は...
太宰治 「皮膚と心」
...鷹揚(おうよう)で典雅で上品で...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...その時代の人間――もし人間がいるとしたら――の目にはこの犀がおそらく優美典雅の象徴のように見えるであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...こうしてその固有のおるべき環境にいるときの自然の姿はこのようにも美しく典雅なものである...
寺田寅彦 「沓掛より」
...以前(いぜん)のやうな荘重典雅(そうてうてんが)の風貌(ふうぼう)がなくなつて...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...筆紙につくし難いほど高潔典雅な文句を...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...仏蘭西(フランス)現代の詩壇に最も幽暗典雅の風格を示す彼(か)の「夢と影との詩人」アンリイ・ド・レニエエは...
永井荷風 「霊廟」
...細心精到かつ典雅を極めたものである...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...即ち詳説すれば、叙事詩(エピック)の詩題は主に英雄談、冒険談、戦争談であって、その情操は雄大、荘重、典雅、豪壮等の貴族的尊大性を高調している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...典雅(エレガント)なようすで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それと同時に此等の宮臣は典雅上品であつた...
平林初之輔 「文学方法論」
...理解力の典雅さに充ち...
牧野信一 「月評」
...威儀のある典雅な様子でひらけてきて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...素人目にも荘重典雅...
山本笑月 「明治世相百話」
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