...いちばん上の子はせいぜい六つぐらいで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...無論兩親の希望に逆らふ訣もなくそれで今日の相談は六つかしい樣で更に六つかしくなかつた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...子供達は平均六つから十三までゝ...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...丁稚に半紙へ波の模様のある文久銭を六つならべて描いて...
上村松園 「あのころ」
...これを六つ並べて...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...海賊の残していった金貨の大箱が五つも六つもあるようす……時価になおすと...
海野十三 「恐竜島」
...四つの魔子は六つになった...
大杉栄 「日本脱出記」
...私がまだ五つ六つの時分は...
太宰治 「新釈諸国噺」
...あけて六つになる忘れ形身のみつ坊をつれて...
寺田寅彦 「どんぐり」
...大小(だいしょう)六つの門や枝折戸が出入口を固(かた)めて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ロシアの五つ六つの曲とに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これが六つかしい事件をほぐす端緒(たんしよ)になりさうな氣がしたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「さう言へば提灯は六つづつ三ツ別々に揃つて居た樣な氣がする」ガラツ八もその晩のことを思ひ出します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...増上寺の暮六つの鐘が鳴りますね」八五郎も平次も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは俺にも六つかしい」平次は苦い顏をするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一人の子供は六つ七つ...
正岡子規 「病牀六尺」
...六つ七つのときはやりの時疫(じえき)にふた親みななくなりしに...
森鴎外 「文づかい」
...是から当分は六つかしくなるとすれば...
柳田國男 「信濃桜の話」
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