...その雷の話はお前達にはまだ六つかしいよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...テレビ見張器の六つの映写幕をじっと見つめて...
海野十三 「火星探険」
...○号潜水艦の五つや六つは...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...六つ程に分れて転がっている死体だ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...見たところ六つぐらいの大きさで...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...ことに先生は我輩より年齢も五つ六つ上であるしするので初めは同輩として交わった我輩も漸々先生を先輩として尊敬するようになった...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...五つか六つ売れると...
徳永直 「こんにゃく売り」
...強(し)いて無くても済むものを五つも六つも取(と)り揃(そろ)えるのだから今挙(あ)げた種類の蒐集狂と大した変りのある筈(はず)がない...
夏目漱石 「余と万年筆」
...小田原へ着いたのは丁度六つ少し前...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...素人からは六つかしいと言われる質屋を始めましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...刀架から庭の植込の外まで長い刀を運び出す工夫は一寸(ちょっと)六つかしいようです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この六つめの山も...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この六つが六つとも立派ないんちきだった...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...我が思ふ心の内は六つのかどと...
三田村鳶魚 「女順禮」
...この紙の六つ切ぐらいのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丸善へ行ったとき文芸評論のところ見ていたら『六つの肖像』という女のひとのかいた本があって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」「何でも五つか六つくらゐの時に...
室生犀星 「命」
...初めて私がランプを見たのは、六つの時、雪の降る夜、紫色の縮緬(ちりめん)のお高祖頭巾(こそずきん)を冠(かぶ)った母につれられて、東京から伊賀の山中の柘植(つげ)という田舎町へ帰ったときであった...
横光利一 「洋灯」
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