...兇賊の馬背に縛(いまし)められ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そこには兇賊黄金仮面が...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...兇賊ファントマの世にも驚くべき創案だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...空の兇賊が今にも爆弾を投下するが如くに逃げまどった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...単身であの兇賊を逮捕する訳には行きません...
江戸川乱歩 「黒手組」
...兇賊の三人は彼れの來るを見て逃げ去つた(made off)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...それをまだ解き捨てる余裕のない創男の兇賊子鉄の頭は...
中里介山 「大菩薩峠」
...立往生をしてしまった弁慶でさえ怖くてちかよれないのだから、恐れ入ったとは言いながら、生きて手足も動かせるようになっているこの男の傍へ、誰も暫くの間は近づけなかったのも無理はないが、やがて圧倒的に抑えてみると、この兇賊は、ほんとうにたあいなく縄にかかってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして兇賊が引き立てられ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「神妙にせい」*兇賊「千里の虎」は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...稀代(きたい)の兇賊と知る者は滅多にありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兇賊が例の天窓から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「それッ」と折重なった野次馬、一瞬ののち銭形平次は、兇賊山脇玄内を、雁字(がんじ)がらめにして、埃(ほこり)を払っておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兇賊痣の熊吉の妹では...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兇賊の一團、黒雲五人男の跳梁(てうりやう)と、錢形平次の死鬪は、これを皮切りに展開されたと言つてもよかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あれから三年經つたが兇賊の『疾風(はやて)』は三千兩の金を盜み溜めて、本國へ歸參の手蔓(てづる)にするために、養ひ娘のお島といふ八人藝の女と、伜の皆吉といふ美少年を使つて、兇賊を働いた末、お前に見出されて船で逃げ出し、品川沖で水死したといふことであつたな」「左樣でございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜目にも光る白銀(しろがね)の服を着こんだ奴この奇體なそれでゐてみたものもない片目の兇賊...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...あの兇賊チグリスのやうに...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
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