...いまちょうど退汐時(ひきしおどき)...
泉鏡花 「怨霊借用」
...いくらでも謝るわ」お千はいい潮時(しおどき)を外さず...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...今が引揚(ひきあげ)の潮時(しおどき)だと思ったので...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...丁度汐時(しおどき)であろう...
永井荷風 「深川の唄」
...金助のべらべらやり出した潮時(しおどき)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...汐時(しおどき)がよかったせいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょうど真昼の干潮時(ひきしおどき)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言う潮時(しおどき)に言ってしまわないと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...汐時(しおどき)さえ計っておけば...
山本周五郎 「青べか物語」
...この辺が退却の汐刻(しおどき)だと思う」二「なんの汐刻ですって」「おちついて聞くんだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...ちょうど良(え)え潮時(しおどき)じゃけにモウこのまま...
夢野久作 「笑う唖女」
...早くも身を退く汐時(しおどき)と感じて...
吉川英治 「江戸三国志」
...潮時(しおどき)はここぞとばかり...
吉川英治 「剣難女難」
...この辺がしおどきと考えたか...
吉川英治 「三国志」
...これから灯も入れ客も入れようとしていた汐時(しおどき)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...退(ひ)き汐時(しおどき)か水脚(みずあし)の迅(はや)いこと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今を潮時(しおどき)にぞめいていた...
吉川英治 「春の雁」
...上(あ)げ潮時(しおどき)でござろうか」七潮の満干(みちひ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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