...いくらでも謝るわ」お千はいい潮時(しおどき)を外さず...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...ところがちょうど引汐時(ひきしおどき)であったから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ばくち打の秘訣(第百二十六段)を引いて物事には機会と汐時(しおどき)を見るべきを教えている...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...金助のべらべらやり出した潮時(しおどき)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...汐時(しおどき)がよかったせいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょうど真昼の干潮時(ひきしおどき)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大事な潮時(しおどき)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今が閑散(ひま)な潮時外(しおどきはず)れである...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...もうほんとうに潮時(しおどき)だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...まさに潮時(しおどき)だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...引汐時(ひきしおどき)だったので...
堀辰雄 「晩夏」
...「いまがいいしおどきだ」「なぜイギリスを旅行して歩いてはいけないのだ」「なぜならここにいると...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...早くも身を退く汐時(しおどき)と感じて...
吉川英治 「江戸三国志」
...「この忙がしい汐時(しおどき)に...
吉川英治 「剣難女難」
...またあとの大部隊も折悪(おりあ)しく退(ひ)き潮時(しおどき)にかかったため...
吉川英治 「新書太閤記」
...今を潮時(しおどき)にぞめいていた...
吉川英治 「春の雁」
...いい汐時(しおどき)にさっと逃げてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...上(あ)げ潮時(しおどき)でござろうか」七潮の満干(みちひ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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