...兆民居士(ちょうみんこじ)の「一年有半(ねんゆうはん)」だのという新刊の書物も散らばっていた...
有島武郎 「或る女」
...中江兆民等の親友であつた小島龍太郎や...
石川三四郎 「浪」
...通俗社會主義(堺利彦著)七花八裂(杉村楚人冠著)兆民先生普通選擧の話(西川光二郎著)近世社會主義史(田添幸枝著)社會學講義(大月隆著)良人の自白(小説)前篇及後篇(木下尚江)社會主義神隨(幸徳秋水著)同年九月十九日東京朝日新聞の左の如き記事あり...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...(一記者)▲一味徒黨の面々△幸徳傳次郎 少うして故中江兆民の玄關番をなし苦學すること多年...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...恩師兆民の自由民權論を承けて之を唱へ後明治三十年頃ユニテリアン教會に出入して社會主義を研究し日露戰爭前非戰論を主唱して朝報社を去り...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...故中江兆民が北門新聞で榮えてゐた時のことや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄が面白い逸事として知つてゐた兆民の有名な睾丸酒(きんたまざけ)も...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...境内に石碑多きが中に、中江兆民翁の碑、殊に人の目を惹く...
大町桂月 「吾嬬の森」
...フランス唯物論としては中江兆民氏によって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...即ち第十二條に國司國造、勿斂百姓、國非二君、民無兩主、率土兆民、以王爲主、所任官司、皆是王臣、何敢與公、賦斂百姓、とあるが、これは當時の如き氏族制度時代に於て、即ち各氏族が公民(おほみたから)の外に多くの部曲民を私有して居つた際に、斯の如き憲法に據つて、官司は皆王臣、人民は皆王の人民と謂ふ主義を發表したのは、非常に進歩した考と謂はなければならぬ...
内藤湖南 「聖徳太子」
...其の上に兆民と謂ふ詞も同樣に使ひ...
内藤湖南 「聖徳太子」
...故中江兆民(なかえちょうみん)先生...
福田英子 「妾の半生涯」
...兆民の福利を思って...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...またかつて兆民居士(ちょうみんこじ)を評して...
正岡子規 「病牀六尺」
...兆民居士が『一年有半(いちねんゆうはん)』を著(あらわ)した所などは死生の問題についてはあきらめがついて居つたやうに見えるが...
正岡子規 「病牀六尺」
...私どもは教室でもしばしばこの先生から、中江兆民、福沢諭吉、徳富蘇峰、三宅雪嶺などについて聞かされたものである...
三木清 「読書遍歴」
...同じ月に中江兆民(なかえちょうみん)が静岡を過ぎて保を訪(と)うた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...兆民は前年の暮に保安条例に依(よ)って東京を逐(お)われ...
森鴎外 「渋江抽斎」
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