...孤獨と寂寥と山と湖との心に充てるその材料の世界に云ひ難い親しみを感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...および地代を國家の經費に充てること...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...馬車を一臺この若い紳士の使用に充てるやうに...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...斯かる體(てい)にて關東武士の充てる都の中に入らんは...
高山樗牛 「瀧口入道」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...まづ癩病根絶費に充てることに思ひつき...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...経費の関係から昭和八年以後は研究会事務所(麹町区内幸町一ノ三東北ビル)を充てることにした...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...其の畑からの收益で一年間の家内の小遣錢に充てるのが例でありました...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...第八十七條 豫見し難い豫算の不足に充てるため...
日本国 「新憲法の解説」
...第八十七條 豫見し難い豫算の不足に充てるため...
日本国 「日本國憲法」
...ゆえにエゴノキのチサノキを同じくこの歌に充てるのは私は不賛成であり...
牧野富太郎 「植物記」
...君が家に充てる歓喜(よろこび)あれば...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...及び薪炭用に充てるに足る木材を伐採する権利は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...内容に充てる個人的主觀性である...
三木清 「認識論」
...また悲しみに充てる人もあり...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...また悲しみに充てる人もあり...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...しかし多くはその狭い地方の需用に充てるためですから...
柳宗悦 「民藝四十年」
...此米を又堰料とか入會料米などに充てることもある(金塚友之亟君)...
柳田國男 「食料名彙」
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