...「兄様」は敬語の一種で、年上の男性に対して丁寧な呼び方...
...「兄様に相談してみよう」と言って、年上の男性に意見を求めるときに使われる...
...「兄様の誕生日には何を贈ろうか」と、兄弟や親戚が話し合うときに使われる...
...「兄様と過ごした子供時代は懐かしい」と、思い出話をするときに使われる...
...「兄様が怒る前に謝った方がいいよ」と、注意を促すときに使われる...
...』『だつて兄様、さうすれば九寸位になつてよ...
石川啄木 「鳥影」
...『怎(ど)うしたんだい兄様(にいさん)?』『黙れ!』と信吾は怒鳴つた...
石川啄木 「鳥影」
...お兄様の日記のようなものはおありになりませんでしょうか?」久子さんは席を立って出て行ったが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...お母様やお兄様が御臨終のお顔を拝ませて下さらないので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...おいとい遊ばして――兄様...
直木三十五 「南国太平記」
...お兄様」「そりゃ歓迎するとも」「では」寿美子は極めて自然に...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「小杉さん」寿美子はもうこの兇暴な相手をお兄様とは呼びませんでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「お兄様、行きましょう」そこから二十メートルばかりは、かなり激しい水勢に押し流されるように、三人は胸まで浸って進みました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...焚き付けにしても構わない」「アレお兄様」「信ちゃんは黙ってるがいい...
野村胡堂 「天才兄妹」
...「こんな物騒な時だから、会社の方へよく話して、代(かわり)の者を行って貰おうかしら」と言いましたが、「大丈夫よ、お兄様、私が引受けますから」勇美子はなんか自信があるらしい事を言ってニコニコして居ります...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...父様(とうさん)も母様(かあさん)も兄様(にいさん)も誰れも後生(ごしよう)顔を見せて下さるな...
樋口一葉 「うつせみ」
...好物の鶫もあるのじゃがと」「兄様(あんま)...
久生十蘭 「生霊」
...どうしてお若い御病身のお兄様に捧げることが出来ましょう...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...そのためにお兄様の御名誉と芸術とを捨てていただく事が...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...紅矢……兄様のお怪我も……濃紅姉様の身の上も……何だか……夢のような気がしていたので御座います...
夢野久作 「白髪小僧」
...お兄様をお好きにならないとも限らないわ」「タヨリないなあ...
夢野久作 「二重心臓」
...あなたの兄様は、きっと、お父さんのいいつけをうけて、私たちを、うまく京都へ連れ帰ってこいといわれているに違いありません」女には、いわれるし、兄には叛(そむ)けない気がして、朝麿は、板ばさみになって当惑そうに俯(う)つ向いていた...
吉川英治 「親鸞」
...「お兄様...
吉川英治 「源頼朝」
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