...「兄様」は敬語の一種で、年上の男性に対して丁寧な呼び方...
...「兄様に相談してみよう」と言って、年上の男性に意見を求めるときに使われる...
...「兄様の誕生日には何を贈ろうか」と、兄弟や親戚が話し合うときに使われる...
...「兄様と過ごした子供時代は懐かしい」と、思い出話をするときに使われる...
...「兄様が怒る前に謝った方がいいよ」と、注意を促すときに使われる...
...又彼等の或ものはお兄様(にいさま)と僕を呼びたかつたかも知れない...
芥川龍之介 「変遷その他」
...兄様(にいさん)は...
石川啄木 「鳥影」
...しかしお兄様を殺しても足らず...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...お兄様のなされることは皆いいのだからね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...兄様の手助けにもなり――それから...
直木三十五 「南国太平記」
...兄様にお報いできる...
直木三十五 「南国太平記」
...東京の良さを満喫させるとしよう」「ところでお兄様」「何んだ」寿美子は妙に改まりました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「お兄様、行って見ましょうか」「待て待てどうせ人夫は一人もいないから、そっとしておけば、誰も気がつく筈はない...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...多分貴方(あなた)のお兄様は助かりますよ」石井弁護士がそう言って振り返ると...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...そういえば篠原さんでもお兄様(あにいさま)がきのう御帰京になりましたとネ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...もしお兄様が御覧になりましたならば...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お兄様のお写真やお話の記事と一緒に肌身離さず持っておりましたので...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お兄様以外のお方にどうしてお眼にかけることが出来ましょう……と思いまして……...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お兄様と私とによって顔容(かおかたち)を入れ違えたままに遂げられなければならぬ運命が一刻一刻とさし迫って来ておりますことを...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...もしお兄様と私とが御一緒になるような事になりましたならば...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...久作兄様にお訊ねしても...
吉川英治 「新書太閤記」
...――そうですか、いや大きに」縮布屋の手代は、そう聞くと、笠を持ち直して、まっしぐらに、神橋(しんきょう)の方へ、走ったが、姿を見つけると、橋の袂(たもと)から、「あっ兄様...
吉川英治 「無宿人国記」
...「お兄様――」「なんだい...
蘭郁二郎 「睡魔」
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