...危坐(きざ)兀坐(こつざ)賓主いづれや簟(たかむしろ)明治三十五年七月二十七日 虚子庵例会...
高浜虚子 「五百句」
...目覚めて床上に兀坐(こつざ)しぬ...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...あるいは修業のほか余事なく学窓に兀坐(ごつざ)する青年の書生もその机上に微睡を催すときには...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...兀坐(ごつざ)瞑目(めいもく)して天上の理想界を画(えが)き出すも可なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...兀坐達旦...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一日千朶山房(せんださんばう)に兀坐(こつざ)して...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...兀坐愁吟送夕陽(こつざ しうぎん せきやうをおくる)...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...終日(ひねもす)兀坐(こつざ)する我読書の下(さうか)に...
森鴎外 「舞姫」
...終日(ひねもす)兀坐(こつざ)するわが読書の窓下(そうか)に...
森鴎外 「舞姫」
...終日(ひねもす)兀坐(こつざ)する我讀書の下に...
森鴎外 「舞姫」
...道元が趙州(じょうしゅう)の「若一生不レ離二叢林一、兀坐不道、十年五載、無三人喚二作唖漢一」を論じたなかに、「唖漢は道得なかるべしと学することなかれ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...不離叢林兀坐不道(ふりそうりんごつざふどう)もまた道得の開展である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...イデーが自らを実現するために不離叢林兀坐不道となって現われるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...兀坐不道者は何ら思惟を働かせることなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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