...これは鯛が熊野神の供御(ぐご)となるからだと云われている...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...禁裏の供御とても不足がちには相違なかったけれど...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...櫃の中には後小松帝の宸翰二種と同帝の供御(ぐご)に用ゐられた鶴亀の文ある土器とが蔵してあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...乗船御供御免被仰付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...供御(くご)の料田は十分に備わっていても...
柳田国男 「海上の道」
...国々の租稲は最小限度の供御用米(くごようまい)のほかは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...朝夕の供御は、兵卒から上げてあるのに、この上、なにを贅沢なご託(たく)をならべるのかっ」と、帝へ向って、臣下にあるまじき悪口(あっこう)をほざいた...
吉川英治 「三国志」
...帝の供御(くご)を調(ととの)えた...
吉川英治 「三国志」
...供御(くご)の物も減ぜられ...
吉川英治 「私本太平記」
...供御(くご)の御用には...
吉川英治 「私本太平記」
...柏(かしわ)の葉に載(の)せて供御(くご)に差し上げたのではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...供御(くご)もその夜は格べつな御食(みけ)が進められ...
吉川英治 「私本太平記」
...とくに帝のお口にされる朝夕の供御(くご)には...
吉川英治 「私本太平記」
...供御(くご)のために...
吉川英治 「私本太平記」
...朝夕の供御(くご)をよくせよなどとは...
吉川英治 「私本太平記」
...供御(くご)のものにさえことかく事(こと)がめずらしくない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...神饌の供御(くご)などがあった後...
吉川英治 「平の将門」
...供御(くご)の炊(かし)ぎに奉る朝夕のものにも事欠いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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