...そして私は言葉の正当な使い道すらも十分には心得ていない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その使い道を楽しく胸に描いた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...わたしども貧乏人こそ使い道があるわよ」「わたしは決して金持ではありません...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...その使い道が問題なのじゃ...
海野十三 「地球を狙う者」
...こういう人も使い道によっては世の中の役に立つ...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...使い道の分明(はっきり)しないような金のことについて...
徳田秋声 「あらくれ」
...夫は至極安価な戯画的な使い道を見出す...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それ以上に高尚な使い道を見出すことはできないという友の確信に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だが日本の富豪の金の使い道といえば...
直木三十五 「大阪を歩く」
...「昔は使い道があったのでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...使い道はあとで分かる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...先刻の西洋料理に鰯のフエタスとグレーがありましたが鰯は日本料理にしても色々使い道がありましょうね」お登和嬢「ハイ...
村井弦斎 「食道楽」
...それぞれ新たな使い道のために変形しながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほかに頭の使い道のない人間世界の浅薄...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それは全くいやな仕事でしかもそのいやな部分を誰か一人がいつもしていなければ家全体の生活が廻らぬという中心的な部分に私がいるので実は家の中心が細君にはなく私にあるのだがそんなことをいったっていやな仕事をする奴は使い道のない奴だからこそだとばかり思っている人間の集りだから黙っているより仕方がないと思っていた...
横光利一 「機械」
...この家の主人も若いときに人の出来ないこの仕事を覚え込んだのも恐らく私のように使い道のない人間だったからにちがいないのだ...
横光利一 「機械」
...使い道のない奴だよ...
横光利一 「上海」
...生命(いのち)の使い道を知らなかったと...
吉川英治 「私本太平記」
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