...わたしども貧乏人こそ使い道があるわよ」「わたしは決して金持ではありません...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...しかしもう一つの使い道があります...
海野十三 「怪星ガン」
...その使い道は、いまさらいうまでもなく、怪星ガンの重要なる場所を写真にとったり、脱出方法の発見の手がかりになるような音響や、ガン人の話を録音してくるためだった...
海野十三 「怪星ガン」
...その使い道が問題なのじゃ...
海野十三 「地球を狙う者」
...これでも立派な使い道があるのです」「西洋の探偵小説じゃあるまいし...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...思いつくままに少し金の使い道ということについて言ってみたい...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...こういう人も使い道によっては世の中の役に立つ...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...使い道の分明(はっきり)しないような金のことについて...
徳田秋声 「あらくれ」
...他方に於て知能技術の使い道がなくなったということは...
戸坂潤 「技術の哲学」
...文化統制(一般に統制)という言葉そのものの使い道が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...学術論文に於ける公式の意義とその使い道とである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼女たちはそこに感傷的な憧憬(どうけい)心の使い道を見出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君は(安心するがいいよ)その元気の使い道ができてくる時代にいるのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一番下らない金の使い道である...
直木三十五 「大阪を歩く」
...使い道もあろうに身を持ち崩(くず)すために使い果したとあっては...
夏目漱石 「創作家の態度」
...しかも活気の使い道に窮する少年かに限っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ほかに頭の使い道のない人間世界の浅薄...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...生命(いのち)の使い道を知らなかったと...
吉川英治 「私本太平記」
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