...そして私は言葉の正当な使い道すらも十分には心得ていない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その使い道を楽しく胸に描いた...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...じゅうぶん使い道がありますよ...
海野十三 「怪星ガン」
...あいつの首の使い道か...
海野十三 「火星兵団」
...俺ァ俺なりの使い道があろうじゃないか...
徳永直 「冬枯れ」
...夫は至極安価な戯画的な使い道を見出す...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...学術論文に於ける公式の意義とその使い道とである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...それ以上に高尚な使い道を見出すことはできないという友の確信に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だがその使い道を心得ておくのはいいことだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一番下らない金の使い道である...
直木三十五 「大阪を歩く」
...使い道を知っているところへは...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも活気の使い道に窮する少年かに限っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あの十文字の使い道が判らないよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私達のお金を色々ある使い道の中で何を買ったらいいのか決められずにいたのよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「使い道がねえじゃねえか...
本庄陸男 「白い壁」
...外(ほか)の料理にも使い道の少ない処で殆(ほとん)ど最下等の肉としてありますが...
村井弦斎 「食道楽」
...わざわざ使い道のない人間を落し込む穴のように出来上っているのである...
横光利一 「機械」
...この家の主人も若いときに人の出来ないこの仕事を覚え込んだのも恐らく私のように使い道のない人間だったからにちがいないのだ...
横光利一 「機械」
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