...そこにわれ等の施すべき余地はない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...それに疑いを入れよう余地はない...
有島武郎 「或る女」
...お繁さんの居ない事はもはや疑うべき余地はないのであった...
伊藤左千夫 「浜菊」
...無線室襲撃には失敗したけれども、今や祖国のために何か大仕事を企てつつあることは、疑う余地はない...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...もう疑う余地はない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...一言も反対する余地はないように感じた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私利私情などというものの入り込む余地はないではないかということになる...
寺田寅彦 「学位について」
...もう他人を入れる余地はない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう疑いの余地はない...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...しかし――という余地はないはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...それをも疑う余地はないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...もちろん国民性などのはいり込む余地はないが...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...よし辛(かろ)うじてこの目的を達したところで最早その上に面白く書くという余地はないはずであるが...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...言葉に出して弁解の余地はないとも云った...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その間の美の相違について誰も疑う余地はないであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...もう疑いを挿む余地はない...
柳宗悦 「工藝の道」
...もう論議の余地はないであろうが」没頭社長がおもむろに云った...
山本周五郎 「半之助祝言」
...議論の余地はない)孔明は表の冒頭にまずこう大正案(だいせいあん)を下していた...
吉川英治 「三国志」
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