...最早(もはや)何等(なんら)の疑(うたがひ)をも容(い)れる余地がない...
芥川龍之介 「蛙」
...疑う余地がない様に見えます」「それで...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...戸締りが厳重で外部から侵入の余地がない点と言い...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...そのことが疑いの余地がないということが証明されるまでは...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...この一編の限られた紙数の中にこれを述べている余地がないから...
寺田寅彦 「映画芸術」
...車をかわす余地がない...
寺田寅彦 「KからQまで」
...とうてい議論の余地がないのであった...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この研究所の業績は結局人によるものであることは疑う余地がない...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...)一八八〇年代(明治十年代)の後期に、日本を現在の軌道にのせた重臣たちが、皇統に、神秘主義の後光(ごこう)と特権とを、意識的に、情緒ゆたかにあたえたことは、疑う余地がない...
蜷川新 「天皇」
...水を加えることによって低下した香りを高めようとすることは疑う余地がない...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...はたして然りとすれば『完全な犯罪』があるかどうかは既に論ずる余地がない...
浜尾四郎 「殺人迷路」
...疑う余地がないと思われた...
火野葦平 「花と龍」
...疑いの余地がないのです...
平林初之輔 「予審調書」
...お前に対する大佐の友情は疑う余地がないようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...疑問の余地がない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ほとんど疑う余地がないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...政治は存在の余地がない...
矢部貞治 「政治学入門」
...そう妖気めいた伝説は附会する余地がない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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